XLEはエネルギーセクターに投資するETFであり、株価は変動が激しいです。
しかし、エネルギーセクターのためエクソンモービル(XOM)など高配当株が多く組み入れられており、年利約4%と高配当のETFです。配当金は年に4回、3月、6月、9月、12月にもらえます。
この記事では、投資家税理士 坂根が解説します。
ポイント
関連記事:【年利3%】安定利息収入Fundsの評判は?税理士が解説
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XLEはエネルギーセクターに投資するETF
XLEは、世界三大運用会社の一つであるState Street(ステートストリート)が運用するETFです。
米国の大型エネルギー株、つまり、原油・天然ガスの開発・生産会社、掘削および他のエネルギー関連サービスを提供する企業に投資しているETFです。
ティッカー | XLE |
正式名称 | Energy Select Sector SPDR Fund(エネルギー・セレクト・セクター SPDR® ファンド) |
投資先数 | 21銘柄 |
運用会社 | State Street(ステートストリート) |
市場 | NYSE |
ベンチマーク | エナジー・セレクト・セクター指数 |
設定年月日 | 1998年12月22日 |
経費率 | 0.10% |
直近の配当利回り | 4.36% |
株価 | 74.74ドル |
純資産額 | 約348億ドル |
取扱証券会社 | SBI証券など |
※2022年7月28日時点
XLEはエネルギーセクターにしぼって投資を行うため、長期投資を前提とした資産形成よりも、原油価格の変動を見越して投資を行うなど、目的を定めた戦略的な投資に活用していくことに適したETFといえます。
また、XLEの経費率は0.1%とかなりの低水準です。米国企業全体に投資するVTIやS&P500連動ETFのVOOの経費率0.03%と比べると高いですが、ほとんど気にしなくて良いレベルです。
XLEの純資産総額も約348億ドル(5兆円弱)と非常に大きな規模となっており、安心して買えるETFです。
XLEの特徴は次の2つです。
ポイント
- 原油価格や景気によって価格が左右されやすい
- エネルギーセクターのため配当利回りが高い
原油価格や景気によって価格が左右されやすい
XLEは、構成銘柄のすべてがエネルギー関連サービスを提供している企業のため、原油価格の変動によって利益が大きく変わってしまいます。
そのため、景気が低迷して経済活動が縮小し、それに伴い原油の使用量も低下してしまうと、需要が減ってしまい原油価格は下落するので、XLEの株価も下落してしまいます。
XLEに投資をする場合、原油価格と景気動向には常に注意をはらう必要があります。
エネルギーセクターのため配当利回りが高い
エネルギーセクターは成長産業ではないため、配当利回りが高いです。
たとえば、エネルギー関連の代表的な企業エクソンモービル(XOM)では、39年間連続増配を維持しており、配当利回りが10%近くなることもあったほど配当利回りが高いです。
その他のエネルギー銘柄も配当利回りは高い会社が多いですが、今後も、エネルギーセクターの配当利回りは高い水準を維持していくと考えられます。
2020年以降の世界情勢をみると脱炭素の流れが強まっており、エネルギー関連企業は将来を見越して積極的に設備投資をしようとしておらず、世界の経済活動が活発化し需要が強まってきても、なかなか増産しようという流れになっていません。
そのため、供給不足から原油高の状況は長く続き、エネルギー関係の企業にとってはプラスの利益となっています。
利益は出るものの、設備投資にお金を回さないため、配当利回りも高い水準で推移していく可能性が高いでしょう。
関連記事:【利回り10%】XOM(エクソンモービル)で配当金生活
XLEの配当利回りは約4%、配当金はいつもらえる?
XLEの配当利回りは、2022年7月現在、年利約4%です。年に4回、3月、6月、9月、12月にもらえます。
過去の配当利回りは変動幅が大きいですが、おおよそ4%程度で推移しており、3%を下回ったことがほとんどないため、安定して高配当のETFといえます。
この水準は、VYM、HDV、SPYDなどの高配当ETFと比べても遜色ない利回りのため、配当金を重視する人にとっては魅力あるETF でしょう。
ただし、配当利回りが高いからといって、他の高配当ETFと同様に考えてはいけません。
ETFを構成している銘柄が他の高配当ETFと大きく違うためです。
XLEはエネルギーセクターを中心に構成されているため、エネルギー市場の需給関係をよく把握しておく必要があります。投資するタイミングは見極めましょう。
ポイント
- 配当金は年4回、3月、6月、9月、12月にもらえる
- 1口当たりの年間配当金は約320円
- XLEの配当金はばらつきがあるが増加傾向
配当金は年4回、3月、6月、9月、12月にもらえる。
XLEは四半期ごとに配当金の支払いがあり、権利確定日は3月、6月、9月、12月の年4回です(3か月に1回配当金をもらえます)。
配当金を受け取るためには、その月の権利確定日にXLEを保有している必要があります。
配当金は、SBI証券などXLEを保有している証券口座に振り込まれます。まだ証券口座を持っていない方は、売買手数料が格安であり、為替手数料も他社を圧倒する水準である、SBI証券をお勧めします。
関連記事:【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れを解説
XLEの配当金推移
XLEの2008年〜2022年の配当金の推移は次の通りです。
配当金推移(ドル建て) | |||||
3月 | 6月 | 9月 | 12月 | 年間合計 | |
2008年(平成20年) | 0.2 USD | 0.228 USD | 0.215 USD | 0.239 USD | 0.882 USD |
2009年(平成21年) | 0.23 USD | 0.25 USD | 0.246 USD | 0.3 USD | 1.026 USD |
2010年(平成22年) | 0.2 USD | 0.25 USD | 0.249 USD | 0.29 USD | 0.989 USD |
2011年(平成23年) | 0.255 USD | 0.265 USD | 0.26 USD | 0.277 USD | 1.057 USD |
2012年(平成24年) | 0.285 USD | 0.31 USD | 0.33 USD | 0.37 USD | 1.202 USD |
2013年(平成25年) | 0.357 USD | 0.37 USD | 0.39 USD | 0.4 USD | 1.517 USD |
2014年(平成26年) | 0.427 USD | 0.46 USD | 0.48 USD | 0.485 USD | 1.852 USD |
2015年(平成27年) | 0.515 USD | 0.509 USD | 0.478 USD | 0.54 USD | 2.042 USD |
2016年(平成28年)チャイナショック | 0.45 USD | 0.436 USD | 0.41 USD | 0.4 USD | 1.696 USD |
2017年(平成29年) | 0.419 USD | 0.449 USD | 0.865 USD | 0.458 USD | 2.191 USD |
2018年(平成30年) | 0.475 USD | 0.51 USD | 0.51 USD | 0.53 USD | 2.025 USD |
2019年(令和元年) | 0.51 USD | 0.576 USD | 0.56 USD | 2.384 USD | 4.03 USD |
2020年(令和2年)コロナショック | 0.566 USD | 0.501 USD | 0.544 USD | 0.52 USD | 2.131 USD |
2021年(令和3年) | 0.52 USD | 0.53 USD | 0.592 USD | 0.695 USD | 2.337 USD |
2022年(令和4年) | 0.7 USD | 0.815 USD | - | - | - |
円建てにすると次の通りです。
配当金推移(円建て) | |||||
3月 | 6月 | 9月 | 12月 | 年間合計 | |
2008年(平成20年) | 27円 | 31円 | 29円 | 33円 | 120円 |
2009年(平成21年) | 31円 | 34円 | 34円 | 41円 | 140円 |
2010年(平成22年) | 27円 | 34円 | 34円 | 40円 | 135円 |
2011年(平成23年) | 35円 | 36円 | 36円 | 38円 | 145円 |
2012年(平成24年) | 39円 | 43円 | 45円 | 51円 | 178円 |
2013年(平成25年) | 49円 | 51円 | 54円 | 55円 | 209円 |
2014年(平成26年) | 59円 | 63円 | 66円 | 67円 | 255円 |
2015年(平成27年) | 71円 | 70円 | 66円 | 75円 | 282円 |
2016年(平成28年)チャイナショック | 62円 | 60円 | 56円 | 55円 | 233円 |
2017年(平成29年) | 58円 | 62円 | 120円 | 63円 | 303円 |
2018年(平成30年) | 66円 | 70円 | 70円 | 73円 | 279円 |
2019年(令和元年) | 70円 | 80円 | 77円 | 331円 | 558円 |
2020年(令和2年)コロナショック | 78円 | 69円 | 75円 | 72円 | 294円 |
2021年(令和3年) | 72円 | 73円 | 82円 | 96円 | 323円 |
2022年(令和4年) | 97円 | 113円 | -円 | -円 | -円 |
※すべて1ドル139円で換算
XLEの配当金は、長期で見ると右肩上がりで増配しています。
しかし、原油価格の影響を大きく受けるため配当金は各年によってかなりばらつきがあります。
1口当たりの配当金は年間約320円
XLEの2022年6月の配当金は1口あたり0.815ドル(約113円)でした。
また、2021年の配当金をベースに年間の配当金(4回分)を考えた場合は2.337ドルで約320円です。
XLEの配当金は増加の傾向
XLEの配当金は、2008年〜2022年の配当金の推移を見ると増加傾向です。
2008年に0.882ドルだった配当金は、2021年に2.337ドルと、13年で2.6倍になっています。
しかし、2016年や2020年のように、チャイナショック、コロナショックの影響で配当金が大きく減っている年もあります。
XLEは景気に左右されやすい銘柄に投資を行うため、景気が減速して世界全体の原油の使用量が大きく下がり需要が減った場合には原油が供給過多となり、利益の減少(株価の下落)や配当金の減少につながることがあります。
XLEの構成銘柄一覧
XLEは、エクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)といった、配当利回り4%近くの高配当の銘柄を中心に組み入れています。
上位10銘柄は次の通りです。
ティッカー | 会社名 | 組入比率 | 配当利回り |
XOM | エクソンモービル | 23.24% | 約4% |
CVX | シェブロン | 20.97% | 約4% |
COP | コノコフィリップス | 4.46% | 約3% |
OXY | オキシデンタル・ペトロリアム | 4.43% | 約1% |
EOG | EOGリソーシズ | 4.18% | 約2.5% |
SLB | シュルンベルジェ | 4.07% | 約1.5% |
PXD | パイオニア・ナチュラル・リソーシズ | 4.04% | 約4% |
MPC | マラソン・ペトロリアム | 3.86% | 約3% |
VLO | バレロ・エナジー | 3.61% | 約4.5% |
PSX | フィリップス66 | 3.37% | 約4% |
※配当利回りは2022年7月時点の筆者調べの参考数値
上位1位~10位すべてエネルギー関連の企業が占めており、XLEがエネルギーセクターに特化しているETFであることがわかりますね。
なお、構成銘柄から、次の3つの特徴が挙げられます。
ポイント
- エクソンモービル(XOM)、シェブロン(CVX)の組み入れが各20%(2銘柄で計40%)
- 銘柄数の分散が少ない
- 安定的な株価の伸びをあまり期待できない
XOM、CVXの組み入れが各20%(2銘柄で計40%)
XLEの一番特徴的な点は、エクソンモービル(XOM)が23.24%、シェブロン(CVX)が20.97%組み入れられており、2つ合わせると44.21%と、たったの2銘柄で全体の半分近くを占めていることです。
かなり偏ったETFであることがわかります。
そのため、XLEはエクソンモービル(XOM)とシェブロン(CVX)の株価や配当金の変化が、そのままXLEの株価と配当金に反映されるETFです。
銘柄数の分散が少ない
XLEは銘柄数の分散が少なく、構成銘柄は全部でたったの21銘柄しかありません。
また、構成比率も上位10銘柄で76.5%を占めています。
参考に、11位以降の銘柄は次の通りです。
ティッカー | 会社名 | 組入比率 |
WMB | Williams Companies Inc. | 3.32% |
KMI | Kinder Morgan Inc Class P | 2.85% |
DVN | Devon Energy Corporation | 2.83% |
HES | Hess Corporation | 2.37% |
OKE | ONEOK Inc. | 2.18% |
HAL | Halliburton Company | 2.06% |
CTRA | Coterra Energy Inc. | 1.93% |
BKR | Baker Hughes Company Class A | 1.85% |
FANG | Diamondback Energy Inc. | 1.60% |
MRO | Marathon Oil Corporation | 1.32% |
APA | APA Corp. | 0.93% |
※2022年7月時点
エネルギーセクターETFのXLEとVDEの違いは?
XLEの比較対象として、VDEというエネルギーに特化したETFが挙げられます。
VDEもエクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)の比率が高く構成銘柄も似通っていますが、VDEの構成銘柄数は109となっており、XLEとは分散性の観点で次の違いがあります。
- XLEは大型株中心に構成されている
- VDEは大型株、中型株、小型株で構成されている
しかし、時価総額ベースでは重複している組入銘柄がかなり多いため、パフォーマンスとしては次のように大きな差はありません。
画像:オレンジ色=XLE、青色=VDEの5年間株価推移
そのため、XLEの構成銘柄は全部で21銘柄と少ないですが、エネルギーセクターの中では十分分散されていると考えられます。
より分散性を重視したい場合は、VTIやVTなど別のセクターを含んだETFを選んだ方がよいでしょう。
関連記事:VTIの配当金利回りは1%、VOOやVYMと比べた強みは?
安定的な株価の伸びをあまり期待できない
XLEは、安定した株価の伸びはあまり期待できません。
なぜなら、原油などのエネルギー商品の価格は大きく変動しやすく、安定的に上昇していくとは限らないからです。
事実として、原油などエネルギー関連の商品を扱っているエネルギー会社の株価は、過去の株価を見る限りでは伸びにくい傾向にあり、その銘柄を集めたXLEの株価も伸びをあまり期待できません。
過去の傾向を見る限りでは、XLEは長期的な株価の値上がりを期待するETFでなく、高配当であることに魅力を感じる方や景気の変動を読める方向けのETFと言えます。
XLEの株価推移
XLEはエネルギー関連の銘柄を集めたETFのため、価格は伸びにくいです。
原油などのエネルギー商品の価格は大きく変動しやすいため、それにつられて次のように激しく株価が上下しています。
画像:XLEの設定来チャート
ただし、XLEは上記の図の通り、変動の幅は大きいですが、ETFの設定時と比べれば上昇していますし、2020年のコロナショック後に入れば大きく利益を上げることが可能でした。
そのため、株価は安定していないですが、どこを起点とするかでパフォーマンスは大きく変わり、タイミングによっては大きな値幅をとることができるETFです。
しかし、タイミングを見計らって利益を上げるのは非常にむずかしく、長年の知識と経験が必要になってくる世界です。
タイミングを見て売買するのは上級者向けの投資方法ですので、世界情勢の理解や原油価格の動向が追えるようになってから投資をする方が良いでしょう。
なお、XLEの株価推移から次の2つが読み取れます。
ポイント
- 株価は変動が激しい
- 景気に左右されやすい
株価は変動が激しい
上記の株価の推移を見ると、XLEの株価は変動が激しいことがわかります。
2014年頃100ドルを超えていた株価は2020年のコロナショック時には30ドルを下回る価格にまで下落しました。
70%の下落なので、単純に100万円が一瞬で30万円になってしまうリスクがあります。
しかし、それから2年も立たずに株価は一時92ドルに回復したりと変動幅が大きいETFです。
売買のタイミングによっては大きく利益を得ることができますが、一歩間違えると大きく損する可能性のある、むずかしいETFと言えます。
景気に左右されやすい
エネルギー関連株で構成されたXLEは、景気に左右されやすいです。
2008年のリーマンショック、2020年のコロナショックでのXLEの下落率は約60%ほどであり、不況の影響を大きく受けています。
原油などのエネルギー商品は不況になるとその使用量が減ってしまうため、エネルギー需要は大きく後退し原油価格を押し下げます。
しかし、エネルギーの供給機能はすぐに落とせるわけではありません。
徐々に徐々に生産量を落としていくことになります。そのため、景気が後退し不況となってしまうと一時的に供給過多になってしまいます。
その場合、原油価格は当然下落をしていきXLEの株価も同様に下落します。
反対に、景気が回復するにつれてエネルギー需要が高まっていくと今度は逆の現象が生じます。
急速な需要回復に対し、エネルギーの生産は徐々に回復していくため、需要過多がおきます。その結果、原油高となっていくというのが一般的な傾向です。
XLEは、エネルギー需給をしっかり見極めた上で売買のタイミングを判断する必要があります。
XLEとVOO、VYMの比較
過去の推移を見ると次の通りです。
XLE | VOO | VYM | |
直近配当金利回り | 4.36% | 1.55% | 3.24% |
株価の伸び率(過去5年) | +12% | +62% | +33% |
主な組入銘柄 | XOM、CVX | GAFAM | JPM、JNJなど |
※2022年7月時点
- 配当利回りはXLEが最も高い
- 株価の上昇はVOOが最も高い
ただし、どのETFも一長一短があり、絶対的な優位性があるわけではありません。
構成銘柄は3つのETFそれぞれで大きく違うため、投資目的に応じて決めるのが良いでしょう。
配当利回りはXLEが最も高い
配当利回りはXLEが最も高いです。
もちろん、比較するタイミングによって最も高い利回りのETFは異なる場合がありますが、過去の推移を見る限りでは、XLEが最も配当利回りが高いです。
XLEは、高配当ETFで有名なVYMより配当利回りが高いため、配当金重視の投資家には魅力的なETFの一つと言えます。
関連記事:VYMの配当金はいつ、いくらもらえる?高配当ETFによる資産運用
過去5年の株価の伸び率はVOOが最も高い
過去5年間の株価の伸び率はVOOが最も高いです。
画像:過去5年の株価推移 オレンジ=XLE、青=VOO、赤=VYM
2019年頃から株価に差が出始め、2020年のコロナショック後は株価の推移が大きく異なることがわかります。
VYMとXLEは高配当である分、S&P500指数に連動するVOOには株価で大きく劣後しています。そのため、一般的にはXLEはVOOより株価の伸びで劣ると言えます。
ただし、注目したいのが2022年の株価推移です。VOOとVYMが下落している中、XLEだけが大きく上昇しています。
これは、2022年の初めに、世界経済のインフレ懸念が大きく意識されるようになったことが原因と考えられます。過去の株価を見ると、エネルギーセクターはインフレで株価が上昇する傾向があります。
このように、XLEは基本的にはVOOに株価で劣りますが、購入するタイミングによっては大きく上回るパフォーマンスを得ることができるのが強みです。
関連記事:VOOの配当金利回りは1%、配当金生活をするのはむずかしい
組入銘柄は大きく異なる
3つのETFの組み入れ銘柄の特徴は次の通り、大きく異なります。
ティッカー | 特徴 |
XLE |
|
VOO |
|
VYM |
|
VOOとVYMは構成銘柄が幅広いセクターに分散されていますので長期保有に向いていると言われていますが、XLEはエネルギーセクターに特化したETFのため、売買のタイミングも重要です。
XLEはエネルギーセクター特化の高配当ETF
XLEは魅力的なETFの一つであり、メリットを3つ挙げると次の通りです。
ポイント
- 配当利回りは4%、高い配当金が期待できる
- エネルギーセクターに特化した投資ができる
- 株価の変動が激しいが、タイミング次第では大きな値幅をとることができる
XLEはVOOやVYMなど他のETFと比較すると基本的に株価の伸びで劣後しますが、配当利回りでは上回っていることが多く、また、エネルギー需給をしっかりと追うことができれば大きくキャピタルゲイン(売却益)を狙えます。
2022年になってからインフレが加速している影響で、XLEの注目は高まっています。
1つの投資先候補として選択肢に入れても良いでしょう。
XLEはSBI証券で簡単に買えますので、これから口座開設される方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れを解説
値下がりリスクを避けて配当金が欲しいならFunds
XLEは魅力あるETFですが、株式投資に絶対はなく、値下がりリスクも当然あります。
配当金をいくらもらっても、それ以上に値下がりしてしまっては意味がありません。
元本変動なく配当金だけ欲しい場合は、上場企業等にお金を貸して利息をもらうFundsが近年人気を集めています。
お金の貸し付け先が上場企業等であり、ほったらかしでOKのため、特に投資初心者から人気を集めています。利回りも年1-3%と悪くないため、元本割れリスクを避けて配当金や利息が欲しい場合は選択肢としてアリでしょう。
関連記事:【年利3%】安定利息収入Fundsの評判は?税理士が解説
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