
初心者の方はネット証券「SBI証券」が良いでしょう。
どういう目的で運用したいかによって違いますが、米国ETFの買い付け手数料が無料、国内株の売買手数料も最安水準、かつ、使いやすいです。
わたしもSBI証券を使っていますが、初心者向けだと思います。
この記事では、投資家かつ税理士の坂根が解説します。
ポイント
- 日本のインフレ目標率は2%、預金で寝かせておくと資産が目減りする
- 坂根のNISA口座の利益状況を以下で公開しています
- 初心者におすすめの証券会社は、ネット証券のSBI証券
- 証券口座の開設手順は以下で解説(こちらをクリックすると跳びます)
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資産は預金だけ?証券口座を開設しないと損する理由

本当にそうでしょうか。預金だけしていると資産は目減りしてしまいます。
目標インフレ率2%!預金だと目減りしていく
モノの価値は不変ではありません。身近なところで言うと、マクドナルドのハンバーガーが20年前は60円、缶ジュースも100円が当たり前の時代でしたよね。
日銀によると、日本の目標インフレ率は2%です。
1台100万円の車で考えると、いま1台100万円の車が来年には102万円、10年後には122万円なければ買えなくなってしまいます(年2%の複利計算)。
今100万円あれば車を買うことができますが、もし100万円を定期預金に預けた場合、10年後に300円しか利息が付きません。しかし、車は122万円に値上がりしているため、10年後には今の100万円では車を買うことができません。
このように、普通預金や定期預金は安心安全の資産ではなく、「目減りしていく資産」です。
資産が「預金だけ」というのは、実はリスクがあります。
収入源のリスク分散になる
株式投資をはじめ、「投資先の企業が倒産したらどうするんだ!」そう思う人もいるかもしれません。
しかし、「いまの勤務先の収入に頼り切りという状況の方が怖くありませんか?」
ニュースを見ればわかる通り、JALなど大企業だって何社も破綻していますし、破綻せずとも数万人規模でリストラしています(たとえばみずほグループは2026年までに1万9,000人のリストラを計画しています)。
潰れない会社はありませんし、会社がつぶれなくても給料が一律カットになる可能性、リストラにあう可能性はゼロではありません。
株式投資を行えば、収入源を複数に分散することができます。
株式投資のリターンは、一般的にインフレ率を上回る
株式投資のリターンは、一般的にインフレ率を上回ります。
20年で株価が2,000倍になったAmazonなど、10万円が2億円というのは流石にむずかしいですが、年間3%~5%ぐらいの成長であれば現実的な数値です。
世界経済は毎年3%~5%程度成長しており、一般的に株価の伸びもそのぐらいです。投資先の企業が儲けを出し、成長すれば、それは通常株価に反映されるからです。
目標インフレ率が2%であっても、世界経済の伸びと同等の3%~5%のリターンを得られるのであれば、株式投資をすることによってインフレした金額以上に資産を増やすことができます。
投資先が1社だけだと怖いのであれば、10社100社に分散投資するか、ETF(上場投資信託)など、数千社に分散してくれるものを選べば、世界経済に投資するのと同じ効果を生むことができます。
預金だけだと資産が目減りする可能性がありますが、株を保有していればインフレに耐えられるだけでなく、資産が増える可能性があります。
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証券会社のおすすめは?
まだ証券口座を開設していない投資初心者の方はネット証券「SBI証券」で口座開設することをおすすめします。
SBI証券のおすすめポイントを3つ挙げると、次の通りです。
ポイント
- 米国ETFの買い付け手数料が無料
- 米国株、国内株の売買手数料は国内最安水準
- アプリの使い勝手が良いと評判
米国ETFの買い付け手数料が無料
SBI証券で取引する場合、米国ETFの買い付け手数料が無料です。
日本円から米ドルに変換する際の為替手数料は1ドルあたり25銭(0.25円)かかりますが、これは他の証券会社であっても同額かかります。
最近ではDMM株が米国ETFの売買手数料が無料になっており(いずれは有料にすると思われます)、それだけ見ると米国ETFの売却時には売却手数料が0.495%かかるSBI証券の方が不利に見えます。
ただし、DMM株は株式の売買や配当金がすべて円建てで決済されますので、その都度為替手数料がかかります。そのため、少額で遊ぶなら良いですが、まともに運用していきたいのであればSBI証券の方が良いでしょう。
国内株の場合売買手数料は国内最安水準
SBI証券における国内株の売買手数料は、次の通り国内最安水準です。
1約定ごとの手数料(国内株式現物)
約定代金 手数料 ~5万円以下 税込55円 ~10万円以下 税込99円 ~20万円以下 税込115円 ~50万円以下 275円 ~100万円以下 535円 ~150万円以下 640円 ~3,000万円以下 1,013円 3,000万円超 1,070円 それぞれ、ポイントが手数料の1.1%つきます。
引用:SBI証券ホームページ
5万円分の株を買った場合は55円の手数料、1,000万円分の株を買っても1,000円程度しか手数料がかかりません。
めちゃくちゃ安いです。
たとえば野村證券では国内株の取引で次の手数料がかかります。
- 最低:2,860円
- 100万円規模の取引:約1万円
- 3,000万円規模の取引:約20万円
手数料差だけ見た場合、数十円~1,000円しかかからないSBI証券の方が圧倒的にお得です。
取引をしたいと思ったときに口座が無ければ波に乗ることができませんし、口座開設しておくだけなら無料であり、年間維持費もかかりません。
まずは口座開設をし、買い場が来たときに、いつでも取引を始められるようにしておきましょう。
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証券会社の特徴や違いは?

次のような事情によって、どの証券会社が良いかは異なります。
- 担当者からのアドバイスが欲しいか
- IPO銘柄や債券の取り扱いが豊富か
- 手数料の安さを求めるか
- 資産規模はどのくらいか
- どのような運用方法をとりたいか 等
多くの方は手数料が格安のネット証券「SBI証券」で良いですが、他の証券会社との違いを知りたい方も多いと思います。いくつかの視点から解説します。
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証券会社の種類は主に3つ
証券会社は、主に次の3種類にわかれます。
- 対面型の証券会社(日系)
- 対面型の証券会社(プライベートバンク)
- ネット証券
これらの証券会社を比較すると、手数料や推奨される運用資産規模は概ね次の通りです。
証券会社 | 手数料 | 運用資産規模 |
日系証券(野村証券、みずほ証券など) | 普通~高い | 特になし(目安5,000万円以上) |
プライベートバンク(UBS証券など) | 普通~高い | 2億円以上 |
ネット証券(SBI証券など |
安い | 特になし |
少額の運用であればネット証券で、大きな額を運用するのであれば対面の証券会社もアリということです。
証券会社の特徴比較
証券会社の特徴をご紹介します。
証券会社 | 手数料 | その他特徴 |
日系証券 | 高い |
|
プライベートバンク | 高い |
|
SBI証券 (金融商品仲介業者ネクシィーズ・トレード) |
低い |
|
わたしは昔からSBI証券をメインに使っていますが、使いやすいです。
投資初心者であれば、口座開設が無料で気軽に始められるSBI証券が良いでしょう。
日系証券(野村証券、みずほ証券など)
日系の対面型証券は、ネットバンクと比べると取り扱い銘柄が多いです。
そのため、社債や日本のIPO銘柄の購入をしたい場合は、日系証券の口座を開設しておくのはアリと言えます。
ただし、ネットバンクと比べると手数料が高く、また、日系の対面型証券でしか買えない銘柄も少なくなってきているため、個人的にはおすすめしません。
プライベートバンク(UBS証券など)
UBS証券などのプライベートバンクでは、上場している銘柄であれば、世界中、ありとあらゆる銘柄を買うことができます。
ただし、口座開設基準が非常に厳しいです。UBS証券であれば、口座開設のために預入額が最低2億円必要です(ベストは5億円以上)。
この手の口座を開設することで得られるメリットは、株を担保に融資を受けられることや、富裕層のみのイベント等に参加できたり、より良い情報を手に入れられる可能性があることが挙げられます。
また、株を担保に金利1%未満の融資を受けて1%以上の運用利回りをあげていくなど、お金持ちがさらにお金持ちになっていく仕組みが整っていることもあります※。
※保有資産額1億円以上の方限定ですが、資産運用相談にお越しいただければ、この手の資産運用方法のサポートが可能です。
ただ、2億円以上など口座開設基準を満たせなければ選択肢にあがりませんし、一言で「プライベートバンク」と言っても、名ばかりの証券会社や担当者次第な面もあるため難しいです。
そのため、多くの方はネット証券が良いでしょう。
ネット証券(DMM 株など)
ネット証券では、パソコンやスマホから株式の売買を行うことができます。
また、口座開設無料のため、誰でも気軽にはじめられます。
対面型の証券会社と異なり、担当者がつかないことがデメリットです。ただし、資産額がそんなになければ担当者が付く必要はありませんので、デメリットと言えるほどのデメリットはありません。
ネット証券であっても、国内の上場株はすべて対応、外国の株式であっても主要なところはすべて買うことができます。しかも、ネット証券は手数料が対面の証券会社と比べて格安です(1取引あたり数十円~)。
全く同じ株を買うのであれば、手数料は安い方がお得ですよね?そのため、多くの方はSBI証券などのネット証券で口座開設することをおすすめします。
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証券口座の開設手順
証券口座とは、証券会社で開設できる預金口座のようなものです。
銀行の預金口座はお金を預けるための口座ですが、証券会社にも同様に、お金を預けるための口座があります。
この証券口座に預けたお金を基に株の売買を行うため、まずは証券口座を開設しましょう。
SBI証券の口座開設手順
SBI証券で口座開設をする場合の手順を解説します。基本的には画面に従って入力していけば大丈夫なので、心配する必要はありません。
①まずはSBI証券の口座開設ページにアクセスします(下記ボタンをクリック)。
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②次に、口座開設(無料)はこちらをクリックします。
③証券会社と締結する契約書に問題が無いか確認をし、チェックを行います。
④名前などの個人情報を入力します。
⑤職業の入力や年収などの入力を行います。どれだけ投資に充てられるかの確認です。概算数値で良いでしょう。
⑥投資目的を入力します。ただのアンケートなので、中長期運用などにチェックを入れておけば良いでしょう。
⑦特定口座を開設する(源泉徴収あり)、配当金の受取方法「株式数比例配分受取方式」に必ずチェックを入れましょう。
これにチェックを入れておけば、この口座でいくら株の利益がでても、株の売却益や配当金について確定申告を行う必要はありません(確定申告した方がお得なケースはありますが)。
⑧信用口座の申し込みは「今はしない」にチェックを入れましょう。
信用口座で取引する場合、大損したときに株で借金を背負うパターンになってしまう可能性もありますので、健全な方はチェックを入れない方が良いでしょう。
NISA(年間投資額120万円まで非課税で取引できる証券口座)の申し込みは1人1口座までです。
口座開設しても構いませんが、すべての証券会社のうち、どこか1つでしか開設できませんので、もし口座開設が初めてであれば、今はまだ開設しなくても良いと思います。
⑨入力した内容を確認し、問題なければ申し込みましょう。
⑩運転免許証など、本人確認書類を求められます。スマホで撮影した写真でもOkです。
⑪本人確認のため、運転免許証と住民票の写しやマイナンバーカードあたりを撮影します。
このように、とても簡単に口座開設を行うことができます。
いますぐSBI証券で口座開設を行いましょう。
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口座開設にあたって、よくある質問
証券口座の維持手数料は?
証券口座の維持手数料は、SBI証券を含め、ほとんどの証券会社は無料です。
そのため、手数料がかかるのは株式の売買を行ったタイミングのみとなります。
口座開設しておいて損することは一切ありません。
株はギャンブル?借金を負う?

違います。
誤解されがちですが、株式投資はギャンブルではありませんし、どんなに失敗したところで借金を負うことはあり得ません。
簡単に言えば「株価=会社の価値」であり、単純なマネーゲームやギャンブルではありません。
1万円の投資をしたとして、ゼロ円になるのは会社がつぶれたとき等です。
投資先の会社が利益を出せば企業価値が高まり、一般的には株価も上がります。また、利益がたまれば配当金として株主に還元することもできますから、会社が成長すればそれに伴い株の価値は高まります。
信用取引(※)をして大きく損した場合は借金を負う可能性はありますが、SBI証券などでふつうに口座開設し、現物取引する分には借金を負うことはあり得ません。1万円分の投資なら1万円分の買い切りであって、それ以上に損することはあり得ません。
※信用取引は、簡単に言えば借金して巨額の株取引を行うことです。
実際どのぐらいの利益が出るの?
画像:坂根のNISA口座の利益状況(2021年11月12日時点)
全部はお見せできませんが、年間120万円まで非課税で運用できるNISA口座の情報だけ公開します。
2021年11月時点、3年半で243万円(+52%)の利益が出ています。
数年で5倍10倍になっているというわけではありませんが、少なくとも、現金で手元に置いておくよりは良い成果が出ています。
高配当株による配当金の利回りはだいたい3%~5%ぐらい(株の配当金生活は可能?の記事参照)ですし、ETFによる5年トータルリターンも15%~20%ぐらいのものが多いです(つまり1年あたり3%~4%ほど利益が出ます)。
そういった予測リターンよりは高い成果が出ていますが、この投資成果も特別良いわけではなく、このぐらいの利回りであれば、誰もが目指せる現実的な数値です。
まずは少額からでも、はじめてみると良いでしょう。
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インフレ対策に、今すぐ口座開設しておきましょう
株を購入し、年間の運用利回りが3%であれば今の100万円は1年後の103万円、10年後の134万円(毎年3%の複利計算)です。
これが定期預金であれば金利はたったの年0.005%しかありません。これは、日本の目標インフレ率が2%であることを考えると、預金でお金を持っていると価値が目減りし、損することを表しています。
株式投資における最大の損失額は投資した金額までのため、どんなに失敗してもゼロ円になるだけで借金を負うことにはなりません。
一方で、増えるときは青天井です。Amazonなどの超優良株は、上場してから500倍もの株価になっています。
もちろん、リスクを背負わなければ株式投資なんてできません。リスクを背負いたくないなら銀行預金で十分です。ただ、言い方は悪いですが、それでは貧乏人確定です。利息は付きませんし、インフレで資産が目減りしていきます。
株式投資は1万円程度の少額からでも始めることができるため、まずは口座開設をして、明るい未来を手に入れましょう。
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