株式・ETF

【VT】全世界投資ETFの配当金利回りは2%、VTIとの違いは?

2022年7月22日

悩んでいる人
全世界投資ETF「VT」の配当金利回りは何%でしょうか?VTIとは何が違うのでしょうか?

VTの配当金利回りは約2%であり、米国株を中心に、全世界に投資するETFです。

米国のみに投資するVTIと異なり、VTでは日本や中国、英国、カナダ株なども組み入れており、VTIよりさらに投資地域の分散が行われています。

この記事では、投資家税理士 坂根が解説します。

ポイント

  • VTは米国株を中心に、全世界に投資するETF
  • VTの配当金利回りは約2%
  • VTとVTIの最大の違いは、米国株以外の銘柄が組み入れられているか
  • VTを買うなら購入手数料が無料のSBI証券がおすすめ
  • 元本割れリスクを避けたいなら、原則元本割れせず年利1-3%の利息が手に入るFundsの選択肢もアリ

関連記事:【年利3%】安定利息収入Fundsの評判は?税理士が解説

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VTはどんなETF?

悩んでいる人
VTって、どのようなETFなんでしょうか?

VTは、世界三大運用会社の一つであるVanguard(バンガード)社が運用するETF(※)であり、「全世界への分散投資をできる」というのが最大の特徴です。

VTは正式名称「Vanguard Total World Stock ETF」(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)の略称であり、全世界に分散投資できるETFとして、株式投資界隈で近年非常に人気を集めています。

※ETFとは上場投資信託のことであり、簡単に言えば、株式市場に出回っている投資信託ということです。

VTの強みは大きく次の3点です。

ポイント

  • 全世界に分散投資できる
  • 世界経済の成長に伴い、しっかりと株価が伸びている
  • 配当金利回りが約2%と、低くはない

VTの詳細情報

ティッカー VT
正式名称 Vanguard Total World Stock ETF(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
投資先数 約2,900銘柄
運用会社 Vanguard
市場 NYSE
ベンチマーク FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
設定年月日 2008年6月26日
経費率 0.07%
直近の配当利回り 2.68%
株価 89.34ドル
純資産額 約230億ドル
取扱証券会社 SBI証券など

※2022年7月28日時点

VTは「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」の連動を目指しています。

これは、米国を含む全世界約47カ国の先進国株式市場および新興国株式市場への投資収益を測る基準指数であり、大型・中型・小型株合計約8,000銘柄をカバーするベンチマーク指数に連動する投資成果を目指しているということです。

なお、VTの投資手法はパッシブ運用で、預かった資金を余らせることなく投資に回しています(フルインベストメント)。

そして、経費率が0.07%と格安です。経費率0.03%のVTIVOOと比べれば高いですが、かなりの低コストです。

VTは低コストのため、連動する指数からの乖離が小さく、質の高い運用を可能としています。

関連記事:VOOの配当金利回りは1%、配当金生活をするのはむずかしい

VTの分散投資とは?

VTは、米国を中心に、全世界に分散投資するETFです。

株式投資では「1社への投資(個別株投資)はリスクが高く、分散投資をした方が良い」という考え方があります。

この分散投資には大きく次の4つの種類があります。

ポイント

  • 時間的分散(投資タイミング)
  • 通貨の分散(日本円かドルか)
  • 銘柄の分散
  • 地域の分散

VTひとつに投資するだけで8,000銘柄への分散と47カ国への地域分散ができるため、「銘柄の分散」と「地域の分散」は十分です。

そのため、世界経済が成長し続ける前提にたてば、比較的安全性の高い分散投資が可能と言えます。

VTの配当金利回りは約2%

VTの配当金利回りは約2%です。

高配当ETFであるVYM(約3%)やSPYD(約4%)と比べれば高配当の水準ではありませんが、年間2%程度の配当金を受け取れるのは大きいです。

100万円分のVTでも年間2万円の配当金ですからね。毎年高級レストランに行けてしまいます。

ポイント

  • 配当金は年4回、3月、6月、9月、12月にもらえる
  • 1口当たりの配当金は年間約250円
  • VTの配当金はほぼ横ばいの若干増配傾向

関連記事:【高配当】SPYDの利回りは4%!配当金生活にはいくら必要?

配当金は年4回、3月、6月、9月、12月にもらえる

VTに投資すると、3か月に1回配当金をもらうことができます。

1社ごと(個別株)に投資する場合は配当金が年1回(決算ごと)しか受け取れないケースもありますが、VTは年4回に分けて配当金を受け取れるため、配当金目的で投資をする人にとってはありがたいですね。

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関連記事:【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れを解説

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VTの配当金推移

VTの配当金推移は次の通りです。

 年度 年間の配当金(USD) 年間の配当金(円)
2012年 1.139 USD 158円
2013年 1.222 USD 169円
2014年 1.464 USD 203円
2015年 1.414 USD 196円
2016年 1.456 USD 202円
2017年 1.565 USD 217円
2018年 1.659 USD 230円
2019年 1.878 USD 261円
2020年 1.535 USD 213円
2021年 1.955 USD 271円

※すべて1ドル139円換算

年によってばらつきはありますが、ほぼ横ばいで若干の増配傾向です。

配当金はだいたい1口あたり250円といったところでしょうか。

1口当たりの配当金は約250円

1ドル139円換算で換算すると、VT1口当たりの配当金は約250円です。

2022年7月現在のVTの1口あたりの金額は88ドルですので、約12,000円の投資に対して年間250円の配当金がもらえます。120万円(100口)投資すれば年間25,000円の配当金です。

悪くはないですね。

年間2%の配当金であれば、銀行預金や保険、円建ての社債と比較しても高いです。

もちろん、3%や5%の配当金を受け取れる米国の高配当株や高配当ETF「VYM」「SPYD」「PFF」と比べれば低いため、もし配当金を目的とするのであれば、VYMなど他の銘柄を選択する方が良いでしょう。

関連記事:VYMの配当金はいつ、いくらもらえる?高配当ETFによる資産運用

VTの配当金はほぼ横ばいの若干増配傾向

VTの配当金は年によって大きく変動することなく、安定した推移をたどっています。若干、増配傾向ですね。

なお、配当金は必ず出さなければいけないものではありません。

そのため、利益が出なければ今後減配する可能性はありますが、VTは8,000銘柄に分散投資をしているため、極端な減配や増配は起こりにくいと考えられます。

配当金が安定すると利益予測をしやすいため、安心して保有していられますね。

VTの株価推移

VTのチャート

図:VTの株価推移

VTは幅広い銘柄を集めたETFのため、世界経済の成長とともに、価格は右肩上がりで伸びています。

ただし、コロナショックやリーマンショック等、大きく株価を下げるタイミングは今までもありました。

2020年のコロナショックでは株価が大きく低迷しましたが、その後は急回復しています。

2022年7月現在、米国の利上げやインフレの影響を受けて株価は伸び悩んでいますが、それは今ほとんどどの銘柄でも同じ話しです。

過去10年20年のように、今後も世界経済の成長を見込むのであれば、むしろ買い場かもしれません。

VTの構成銘柄一覧

VTはアップル、マイクロソフト、アルファベットといったハイテク株の銘柄が中心に組み入れられており、上位10銘柄は次の通りです。

ティッカー 会社名 ファンドに占める割合
AAPL アップル 3.31%
MSFT マイクロソフト 3.04%
AMZN アマゾン 1.49%
GOOGL アルファベット(グーグル) 1.04%
GOOG アルファベット(グーグル) 0.95%
TSLA テスラ 0.9%
UNH ユナイテッドヘルス・グループ 0.76%
JNJ ジョンソン・エンド・ジョンソン 0.74%
BRK/B バークシャー・ハサウェイ 0.63%
META メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック) 0.58%

※2022年7月22日調べ

ここから読み解くと、VTの構成銘柄には、次の3つの特徴が挙げられます。

ポイント

  • 投資金額全体のうち、60%が米国株
  • 投資金額全体のうち、10%がGAFAM
  • セクター(業種)のバランスはとれている

投資金額全体のうち、60%が米国株

VTの地域別の一覧は次の通りです。

地域 割合
北米 61.99%
欧州 18.05%
日本 6.04%
アジア(日本除く) 10.43%
オセアニア 2.24%
その他 0.01%

なんと、米国株の比率が6割を占めます。

VTは全世界投資をうたっていますが、実態は「米国株を中心に全世界にも投資しているETF」です。

なお、新興国株が10%程度組み入れられているのがVTの特徴の一つです。VTIVOOではアメリカ一極集中しかできませんが、20年後には、ひょっとしたらアメリカに代わる覇権国が出てくるかもしれませんので、そこに網を張りたいならアリでしょう。

VTは米国株以外の新興国株も投資対象に含まれているため、世界的分散をしたい人に向いている銘柄です。

投資金額全体のうち、10%がGAFAM

VTの上位10銘柄すべてが米国株ですが、中でも、GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)すべてを合計すると10%程の比率です。意外と多いですね。

VTは全世界投資と言っているものの、米国株に60%、中でもGAFAMに10%と、超大手企業に集中投資されている割合が高いです。そのため、これら超大手企業の株価が落ちたときは一気に投資資金を失うことになります。

VTは、銘柄分散されているため個別株(1社ずつ投資)よりは暴落リスクが低いですが、どういう銘柄に投資をしているのかは頭の片隅に置いておきましょう。

セクター(業種)のバランスはとれている

セクター 割合
ソフトウェア 5.25%
ハードウェア 10.71%
メディア 15.87%
通信 3.71%
ヘルスケア 6.99%
消費者向け 12.04%
法人向け 3.08%
金融 7.40%
消費財 5.22%
素材 10.55%
エネルギー 19.19%

VTの投資先の業種は、ハイテク、金融、消費者向けをあわせると30%以上です。そのため、価格が景気に左右されやすい側面はあります。

ただし、全体的なバランスを見ると資本財・消費サービス・ヘルスケア・日常消費財と綺麗に分散されているため、セクター分散はしっかりしていることがわかります。

S&P500連動銘柄と比較すると?

S&P500連動銘柄IVVの構成銘柄はGAFAMが20%を占めています。

VTは、GAFAMが占める割合は10%ですから、S&P500連動銘柄と比べるとGAFAM一極集中投資では無いようです。

「VT」と「VTI」を比較する3つのポイント

悩んでいる人
「VT」と「VTI」はどう違うのでしょうか?

VTは米国株式を中心に全世界の株式に投資をしており、VTIは米国株式のみを投資対象としています。

配当金利回りは2022年現在VTの方が高いです。

 ティッカー VT VTI
配当金利回り 約2% 約1%
経費率 0.07% 0.03%
株価の伸び率(過去5年) 6.72% 10.66%
組入銘柄 GAFAMを中心に47カ国に投資 GAFAMを中心に米国株式市場全体に投資

ポイント

  • VTもVTIも主要銘柄はGAFAM
  • 配当金利回りはVTの方が高い
  • 過去5年の株価の伸び率はVTIの方が高い

VTもVTIも主要銘柄はGAFAM

VTもVTIも、メインの組み入れ銘柄はGAFAMです(VTは1割、VTIは2割がGAFAM)。

Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft。どれも、日本でも欠かせないサービスを提供しており、多くの国で利用されています。

これらGAFAM5社の時価総額合計は、2022年現在、日本株すべての時価総額の合計を超えており、これらのETFの中でも主要な組み入れ銘柄となっています。

配当金利回りはVTの方が高い

配当利回りは、VTIよりVTの方が高いです。

VTIの年間配当金利回りは約1%ですから、多くの配当金を得たいなら、年間配当金利回り約2%のVTの方が良いでしょう。

過去5年の株価の伸び率はVTIの方が高い

VTとVTIの株価比較

画像:VTとVTIの5年間の株価比較

VTがオレンジ色、VTIが青色です。

過去5年間ほぼ同じ値動きをしていますが、VTIの方が常に上回っていることがわかります。

これは、GAFAMの組入比率が大きく関係しています。VTは1割、VTIは2割がGAFAMで構成されていますが、過去5年の株価の伸びはGAFAMによる部分が大きかったです。

そのため、GAFAMの組み入れ比率が多いVTIの方が株価の伸びが良かったと言えます。

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下記の記事でSBI証券の口座開設方法をわかりやすく解説していますので、VTを買いたい方はこちらの記事をご覧ください。

関連記事:【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れを解説

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VTは投資家に人気のETF

VTは全世界を対象に株式投資ができ、世界経済の成長とともに株価が伸びることを前提とすれば、今後も大きな売却益を狙えます。

また、配当金利回りが約2%と決して低くはありませんので、配当金生活を目指すうえで組み入れても良いでしょう。

ただし、当たり前ですが、VTももちろん元本割れリスクは存在します。

もちろん、VTひとつで8,000社に分散投資をできるため、大きく元本割れするリスクは比較的低めですが、さらに元本割れリスクを避けたいなら、原則元本割れせず年利1-3%の利息が手に入るFundsの選択肢もアリでしょう。

関連記事:【年利3%】安定利息収入Fundsの評判は?税理士が解説

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投資家税理士 / 坂根 崇真

【肩書】 新宿税理士事務所 代表税理士 【セミナー実績】 初心者向け!資産形成手法と税金セミナー(略)(主催:サンワード貿易株式会社) など 【著書】 相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本 (出版社:秀和システム) 【メディア実績】 Yahoo!ニュース、livedoor ニュース、Smart News、幻冬舎GOLD ONLINE ほか 【プライベート】 株や社債をはじめ、太陽光発電設備を2基など保有する個人投資家

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