その他の資産運用

定期預金のメリットやデメリットを資産運用に強い税理士が解説

2021年4月14日

だれもが知っているであろう「定期預金」。

何となく使ってみよう、お金を預けよう。そういった方が多いですが、本当に定期預金を活用すべきでしょうか。

この記事では、投資家かつ税理士の坂根が、定期預金の次の疑問について解説します。

  • 定期預金とは?「定期の意味」
  • 定期預金のメリット、デメリット
  • 定期預金と普通預金の違い
  • 定期預金の解約(引き出し)
  • 定期預金以外の資産運用

すべて無料で情報公開していますので、定期預金で失敗しないために、ぜひ最後までご覧ください。

お金が増えない!?資産運用のご相談はこちらをクリック!

 

定期預金とは?「定期」の意味

定期預金とは、銀行法に定められる「預金」の一種であり、銀行に一定期間預けるお金のことです。

また、定期とは「期間・期限・期日を一定に決めてあること」(広辞苑)です。

普通預金であればいつでも引き出すことができますが、定期預金は数か月、あるいは数年間お金を預けるという特徴があります。

 

定期預金のメリット、デメリット

定期預金は、良い部分だけでなく悪い部分もあります。メリットとデメリットについて、ポイントを絞って解説します。

定期預金のメリット

定期預金には、次の5つのメリットがあります。

  • 普通預金より金利が高い
  • 元本割れしない
  • ペイオフの対象
  • 絶対に手を付けないお金として貯蓄できる
  • 手軽に申し込める

 

普通預金より金利が高い

定期預金の最大のメリットは、普通預金より金利が高いことです。

バブル時代は年利6%で、100万円預けたら翌年には106万円になっている、そんな時代もありました。

しかし、日本銀行の「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等について(2020年11月18日)」によると、現在は普通預金の平均金利は年0.001%であるのに対し、定期預金は年0.003%となっています。

定期預金は普通預金の3倍の金利となっていますが、どちらも雀の涙になっている点は覚えておくと良いでしょう。

 

元本割れしない

定期預金は元本割れしない商品です。

元本割れとは、100万円預けて、0円になったり、99万円に減ったりすることが無いということです。

「当たり前」と思うかもしれませんが、資産運用をするうえでは元本割れしない商品の方が珍しいです。これは大きなメリットと言えるでしょう。

 

ペイオフの対象

定期預金も普通預金同様に、ペイオフの対象になっています。

ペイオフとは、もし銀行が破綻した場合に、預金保険機構が1,000万円まで払い戻してくれる制度です。

「銀行が破綻するわけない」と思うかもしれませんが、1997年には都市銀行の1つである北海道拓殖銀行と四大証券の山一證券が、1998年には日本債券信用銀行が相次いで破綻しています。UFJやみずほなどのメガバンクであっても、いつか破綻する可能性は大きくあります。

通常であれば、銀行が破綻した際に預けていたお金がすべて吹っ飛ぶことになります。しかし、ペイオフの対象になっているため、安心して銀行に預けることができるのです。これは非常に大きなメリットと言えるでしょう。

 

絶対に手を付けないお金として貯蓄できる

定期預金は、数か月から数年程、原則として引き出すことができません。そのため、絶対に手を付けないお金として貯蓄することができます。

そのため、お金がある分をすべて使ってしまう人は、定期預金を活用すればお金を貯めることができます。

 

手軽に申し込める

定期預金は、ほとんどすべての銀行で対応しています。

そのため、申し込もうと思えばすぐに預けることができるメリットがあります。

定期預金のデメリット

定期預金には次のデメリットがあります。

  • 金利が低すぎる
  • 長期間引き出しができない
  • インフレに耐えられない

 

金利が低すぎる

昔は、定期預金の金利が年6%を超える時代もあったようです。

その場合は、100万円が翌年には106万円に、10年後には179万円になります(金利6%の複利計算)。

それだけの金利を受け取れるのであれば、確かに定期預金はおすすめできる投資商品と言えるでしょう。

日本が預金大国なのは、かつて、このように高金利かつ元本割れしない定期預金があったからです。

ただし、いまはそんな時代ではありません。

いまの定期預金の金利は、たったの年間0.003%しかありません。

つまり、100万円預けても1年間でたったの30円しか利息をもらうことができませんし、100年預けても3,000円にしかなりません。

普通預金と比較した場合に、定期預金に預ける金利メリットは全くないと言えます。

 

長期間引き出しができない

定期預金は、原則として満期まで引き出すことができません。

そのため、お金を使いたいときに引き出せないという大きなデメリットがあります。

金利がたったの年0.003%で5年10年と動かせない資金にしてしまっては、いざお金が必要になったときに引き出せず、解約せざるを得なくなります。

定期預金に預けておくぐらいであれば、自由に引き出せる普通預金に預けておいた方が良いでしょう。

 

インフレに耐えられない

今の100万円が10年後に100万円の価値があるかと言われれば、そうではありません。

物価があがり、1個100円のハンバーガーが1,000円、1万円と値上がりする。そんなことは世界的に見て珍しくありません。

たとえばエジプトでは、かつて毎年30%のインフレが起きていたそうです。つまり、1個100円のハンバーガーが翌年に130円になり、170円になり、220円(3年で2.2倍)になるということです。

言い換えれば、いま100円でハンバーガーを買うことができても、3年後には100円でハンバーガーを買うことができなくなるということです。

そんなインフレがおきれば、今持っているお金は将来も同じ価値を持っているとは言えません。

日本ではデフレが続いているため、この事実を認識できない方は多いですが、預金はインフレに脆弱です。

日本の年間の目標インフレ率は2%とされていますので、今後、預金をしているだけで資産価値が目減りしていく時代になってきています。すべてを預金にするのではなく、一部だけでも株などのインフレに強い資産に組み替えておくと良いでしょう。

日本人にとってなじみやすいのは、毎年3%程度の配当収入を得られる高配当株投資だと思います。

株の配当金生活は可能?いくら必要?高配当株の利回りは?税理士が解説で、配当金生活に必要な資金や具体的な銘柄をご紹介していますので、預金に頼り切りの方はぜひご覧ください。

 

定期預金と普通預金の違い

定期預金と普通預金の違いは、大きく次の2つです。

  • 金利
  • 引き出し可能か

 

金利(定期預金の方が高い)

金利は、定期預金の平均金利が年0.003%、普通預金が年0.001%です。したがって、定期預金の方が金利が高いです。

 

引き出し可能か

普通預金はいつでもお金を引き出すことができますが、定期預金は原則として満期になるまで引き出すことができません。

そのため、定期預金にお金を預けた場合は数か月、数年といった長期間、お金を動かせなくなります。

 

定期預金の解約(引き出し)の仕組み

定期預金の解約(引き出し)は、次の2通りによって行われます。

  • 満期解約
  • 中途解約

 

満期解約

定期預金は、最初に決めた期間(数か月~数年)、引き出すことができません。

このお金がいつ返ってくるかと言えば、「満期」がきたときです。つまり、最初に10年預けると決めれば10年後に満期が到来し、その際にお金が返ってくる仕組みになっています。

 

中途解約

定期預金は、原則として満期まで解約(引き出し)ができません。長期間お金を預けるからこそ、普通預金より高い金利が約束されているからです。

そのため、もし中途解約した場合、この高い金利ではなく、より低い金利(中途解約利率)でお金が返ってくることになります。

 

定期預金を中途解約した場合のデメリット

定期預金を中途解約した場合のデメリットをいくつかご紹介します。

  • 通常の金利ではなく、中途解約利率(低い利率)で金利が計算される。
  • 仕組預金などの場合は解約手数料がかかる可能性がある。
  • 仕組預金などの場合は元本割れする可能性がある。

定期預金を中途解約した場合、金利は10分の1ぐらいになる等、普通預金の金利を下回る可能性があります。

とはいえ、いまの低金利時代において、中途解約した場合の金利が下がるデメリットは無いと言っても良いかもしれませんね。

 

定期預金?「仕組預金」のデメリット

定期預金に似た商品として、「仕組預金(しくみよきん)」と呼ばれるものがあります。

銀行がよくすすめています。

仕組預金(しくみよきん)とは、預金する人がリスクを取る代わりに、通常より金利が高く設定されている預金です。

普通預金より定期預金の方が長期間預けるというリスクをとるため金利が高く、仕組預金は定期預金よりさらにリスクをとるため、一般的に金利が高くなります。

ただし、仕組預金は定期預金より金利が若干高いですが、元本割れを起こす可能性があります。

仕組預金には、次のようなものがあります。

  • 1年間だけ預ける予定だったが、気が付いたら10年間引き出せなくなるもの
  • 相続が起こった時など仕方なく解約する場合であっても、中途解約すると元本割れするもの
  • 為替相場が大きく変動したときに強制的に解約され、元本割れするもの
  • ペイオフの対象にならないもの 等

仕組預金は銀行が儲けるための商品であり、初心者が手を出してはいけない資産運用商品の一つです。わたしであれば絶対に手を出しません。

また、仕組預金は普通預金や定期預金と異なり、ペイオフの対象にならないものもあります。そのため、預金と同じように預けていても銀行が倒産したらゼロになってしまう可能性があります。気を付けましょう。

より詳しく知りたい方は、仕組預金はリスクが高い最低の投資商品?資産運用に強い税理士が解説で解説していますのでこちらの記事をご覧ください。

定期預金以外の資産運用

わたしは自身で投資を行っている他、月間10万人が訪れる、税理士による相続メディア「あんしん相続税」を運営しています。

そこで、多くの相続税申告に伴い、数多くの富裕層の方々を見てきました。

定期預金以外にどのような資産運用の方法があるのか確認していきましょう。

 

日本国債

日本国債、こちらは定期預金とほぼ同様です。日本国債を買うということは、すなわち日本にお金を貸すことになります。

日本国債の特徴としては、一般的に定期預金より金利が高いことが挙げられます。ただし、いまの低金利時代では定期預金と大差なく、1%も無いためおすすめはできません。

 

社債

社債は、日本国債と比べると倒産などのリスクが高まりますが、比較的手堅く収入を得ることができます。日本の社債で年利1%ほど、米国債などで年利2%ほどと、定期預金よりは高い利回りを得られます。詳しくは外国債券や国内債券のメリット・デメリット、利回りなど税理士が解説をご覧ください。

 

投資信託

証券会社とつながりがあると、必ずと言ってよいほどすすめられる「投資信託」。資産1、2億円ぐらいの富裕層の方が持っているケースが多いですね。

ただし、投資信託で大損している人は結構多いです。「投資信託で大損!?おすすめしない理由を資産運用に強い税理士が解説」で解説していますので、投資信託を買っている方、購入を検討している方は失敗しないためにぜひご覧ください。

 

株式投資、インデックス投信

株式投資はギャンブルではありません。会社の成長に伴い、利益を株主として享受することができるからです。

株式投資については、市場や銘柄さえ間違えなければ資産形成に向いていると思います。

安定的に3%ぐらいの利回りを得たいのであれば株式投資は候補にあがります。株の配当金生活は可能?いくら必要?高配当株の利回りは?税理士が解説で、配当金生活に必要な資金や具体的な銘柄をご紹介していますので、いまの資産を増やしたい、少しでも生活水準を上げたいという方はご覧ください。

 

太陽光発電投資

太陽光発電投資をされている方は、富裕層よりサラリーマンが多いですね。

業者選びなど間違えなければ、選択肢には上がると思います。

ただし、多額の融資をひけなければうまみがなくなってきています。

わたしも2基保有しており、「太陽光発電は儲かる? アプラス融資など資産運用に強い税理士が解説」で実際の収入状況など公開していますので、太陽光発電を検討されている方はぜひご覧ください。

 

仮想通貨(暗号資産)

仮想通貨はギャンブルの側面が強いです。資産形成には向いていないので宝くじと考えるのが良いでしょう。

外れればゼロ円になる可能性はありますが、当たれば100倍、300倍も珍しくない世界です(最悪ゼロになって終わりなので、マイナスになって借金を背負うことはない)。

「1ビットコイン3,000万円いくのでは」という声もありますので、お金に余裕があれば挑戦してみるのはアリだと思います。

0.1ビットコインなど、小数点単位でも購入できるため、1,000円ぐらいから始められます。

口座開設方法は仮想通貨の取引所はどこがおすすめ?資産運用に強い税理士が比較解説でわかりやすくご紹介していますので、これから始める方は参考にしてみてください。

仮想通貨の取引所はどこがおすすめ?資産運用に強い税理士が比較解説

 

 

定期預金はおすすめしない

定期預金は、昔であれば預けておくだけでお金が増える素晴らしい仕組みだったかもしれません。

しかし、今では低金利かつ長期間引き出せないという大きなデメリットしかありませんので、個人的にはおすすめできません。

「蓄えておきたいだけなら普通預金でいいんじゃないか」というのが私の考えです。

資産形成に関して損したくない方は、「投資信託で大損!?おすすめしない理由を資産運用に強い税理士が解説」の記事も読んで損はありませんので、ぜひあわせてご覧ください。

 

騙される前に!資産運用のご相談にのります

弊社では資産運用のご相談を承ります。銀行や不動産会社にだまされて大きく損をする方はよくいます。

大切な資産を守りたい、増やしたいとお考えの方は、資産運用のご相談を承りますので、ぜひこちらからお気軽にお問い合わせください


>>資産運用のご相談はこちらをクリック!
毎月先着10名様限定です!お急ぎください!

税理士 / 坂根 崇真

【肩書】 税理士、㈳全国第三者承継推進協会 理事、その他 ㈱ 代表取締役 【著書】 相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本 【メディア実績】 Yahoo!ニュース、livedoor ニュース、Smart News、幻冬舎GOLD ONLINE ほか 【プライベート】 プライベートでは株や社債をはじめ、太陽光発電設備を2基など保有する個人投資家

-その他の資産運用

© 2021 資産運用 税理士メディア