
月に5万円あれば、生活水準を一段階あげても耐えられます。
また、友人の結婚式にも、こころよく参加することができます。
毎月美味しいレストランで食事をできますし、素敵なブランド物の服を購入することもできます。
この記事では、不労所得で月5万円稼ぐ方法を、投資家かつ税理士の坂根が解説します。
月5万円の不労所得は簡単?
月5万円の不労所得を得るのは簡単ではありません。
簡単に到達できる人もいますが、多くの方にとってはハードルが少し高いです。
月に5万円なら年間60万円、年収600万円の方にとっては10分の1、年収300万円の方にとっては5分の1を稼がなければいけません。
月1万円の不労所得を稼ぐ簡単な方法を資産運用に強い税理士が解説で解説している通り、月1万円の不労所得であれば、多くの方が、簡単に手に入れることができます。
ただし、月に5万円となると、ある程度の努力が必要です。労働して月5万円稼ぐ方が簡単かもしれません。
月5万円の不労所得を得る方法は?
月5万円の不労所得を得る簡単な方法をいくつかご紹介します。
ただし、あなた自身にいくらお金があるかによって、難易度や、どの方法で目指すべきかが異なります。
代表的な不労所得の方法を3つご紹介しますが、正直、どれも月5万円だとちょっと難易度が高いです。
月5万円の不労所得を得る方法
- 債券投資
- 株式投資
- アフィリエイト
債券投資
債券投資で月5万円の不労所得を稼ぐためには、ある程度まとまったお金が必要です。
債券投資というのは、国債や社債など、国や会社が発行する「借金」に対する投資、つまり、国や会社にお金を貸して利息収入を得る方法です。
この方法によれば、おおよそ750万円~7,500万円のお金があれば到達できます。
月5万円を年間になおすと60万円、税引き前になおすと752,965円(※)の利息収入が必要です。
※60万円÷(100%-20.315%)=752,965円
752,965円の利息を得るためには、利回りに応じた次のお金が必要です。
利回り | 必要なお金 |
1% | 75,296,500円 |
2% | 37,648,250円 |
3% | 25,098,833円 |
4% | 18,824,125円 |
5% | 15,059,300円 |
6% | 12,549,416円 |
7% | 10,756,642円 |
8% | 9,412,062円 |
9% | 8,366,277円 |
10% | 7,529,650円 |
※752,965円÷利回り(%)で計算
利息の割合は発行する会社の格付けなどによって異なりますが、一般的に、潰れにくい信用度の高い会社であれば利回りは低くなり、潰れる可能性があったり、信用度の低い会社などは利回りが高くなっていきます。
以前は、コワーキングスペースで有名なWeWorkの債券が、債務不履行に陥るのではという疑惑から、利回りが15%になったこともありました。
1,000万円分買っていれば、毎年150万円が労せず入ってくる計算なので、とんでもない利回りだということがわかります。
なお、会社も銀行から借りれば通常1%~3%ぐらいで借りられますので、銀行からの借入利率と比較して、利回りが高かったら債券は発行しません。もし高い利回りの債券を発行するにしても、何かの条件付きであることが一般的です。
いま現在、債券の利回りは現実的には高くても5%ぐらいが目安です。このぐらいの利回りとなると、日本円の債券だと無理なので、米ドル建て、かつ、何かしらの条件付きの債券が一般的です。
債券投資について詳しくは「外国債券や国内債券のメリット・デメリット、利回りなど税理士が解説」でご紹介していますので、こちらの記事をご覧ください。
債券は、SBI証券でも若干取り扱いがあります。証券会社の比較は「【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れなど税理士が解説」で行っていますので、債券投資を始める際はこちらの記事もあわせてご覧ください。
株式投資
株式投資においても、月5万円の不労所得を得るためにはある程度まとまったお金が必要です。
株価は、会社の成長によって伸びていきますので、世界経済の成長率である3%~5%が一つの目安となります。
そのため、債券投資と同様に、配当金狙いの株式投資であれば1,500万円~2,500万円程度あれば月5万円の不労所得は到達できるでしょう。
「株の配当金生活は可能?いくら必要?高配当株の利回りは?税理士が解説」で具体的な高配当株の銘柄などをご紹介していますので、参考にしてみてください。
なお、これだけのお金を用意できないのであれば、配当金は狙わず、株価の上昇を見込んだ投資方法が良いでしょう。
うまくいけば株価が数倍に跳ね上がることもありますので、投資額が少なくても月5万円分の不労所得を得られる可能性があります。
もちろん、少ない資金で長期的に月5万円稼ぎ続けるのはむずかしいので、投資元本はどんどん増やしていくのが良いでしょう。
債券投資と株式投資の比較
債券投資と株式投資の特徴を比較すると次の通りです。
特徴 | 債券投資 | 株式投資 |
値動きするか | 毎日変動する(ただし、満期が到来した場合はは決まった金額で元本が返済されるため、満期まで保有するのであれば価格変動しない) | 毎日変動する |
元本割れリスク | 普通(満期まで保有するなら元本割れしないが、外貨建てなら為替レートによる元本割れの可能性はあり)) | 少し高い |
大きく利益を出せる可能性 | なし | あり |
中途売却可能か | 可能だが、元本割れする可能性が高くなる | 可能 |
債券も株式も、どちらも一長一短あります。
基本的には債券の方が手堅く収入を得ることができますが、債券は利回りが低いため、多くの資金が必要です。
少ない資金で月5万円分の不労所得を狙うのであれば、リスク覚悟で株価の値上がりを見込んだ株式投資の方が良いでしょう。
アフィリエイト
月5万円の不労所得をアフィリエイトで稼ぐのは、結構な労力が必要です。
もはや「不労」とは言い切れません。
アフィリエイトとは、他社の商品などを紹介して、紹介料をもらう広告手法です。
わたしも経験がありますが、最高で月に8万円でした。収入は安定しませんし、サイトを移管したことによってPV数が激減し、収入が途絶えました。想像以上に大変です。
アフィリエイトを不労所得と呼ぶ方は多いですが、かなりの手間がかかるため、月5万円を達成するためには、半年から数年かかる人が大半でしょう。
なお、アフィリエイト収入を得るためには、まずはホームページの開設から始まります。
「【超簡単】起業する際のホームページ作成方法を税理士が画像付きで解説」でホームページ開設方法をご紹介していますので、こちらの記事をご覧ください。
月5万円の不労所得を稼ぐその他の方法
「不労所得の種類とおすすめの方法を資産運用に強い税理士が解説」で、そのほかの不労所得を得る方法をご紹介しています。
たとえば仮想通貨で月5万円の不労所得を稼ぐのは可能です。
ただし、むずかしいです。一時的に稼げたとしても、同額以上に失う可能性もあり、安定的に稼ぎ続けるのはむずかしいからです。
仮想通貨はいま、一種の宝くじのようなものですので、安定的に収入を得たいというのであればおすすめしませんが、「一発逆転を狙いたい」ということであれば、100倍300倍になることもあるので、1万円や10万円分が数百万円に化ける可能性はあります。
「仮想通貨の取引所はどこがおすすめ?資産運用に強い税理士が比較解説」で口座開設方法を画像付きでご紹介していますので参考にご覧ください。
月5万円の不労所得を稼ぐより、労働で5万円稼ぐ方が簡単
月5万円の不労所得を稼ぐためには、まとまったお金か、労力が必要です。
正直、働いて5万円を稼ぐ方が簡単な人の方が多いと思います。
もちろん、月5万円はむずかしくても、ある程度生活の足しが欲しいということであれば、上記でご紹介した債券や株式はアリだと思います
SBI証券などで簡単に買うことができますので、下記の記事で、まずはどこで証券口座を開設するのが良いか、証券口座の開設方法など確認してみると良いでしょう。
【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れなど税理士が解説
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