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仕組預金はリスクが高い最低の投資商品?資産運用に強い税理士が解説

2021年5月7日

悩んでいる方
仕組預金って、めちゃくちゃ利率高いよね!これだけで資産運用は完璧かな?

ちょっと待ってください。仕組預金はリスクが高く、初心者が手を出してはいけない投資商品です。

この記事では、投資家かつ税理士の坂根が解説します。

仕組預金とは?

仕組預金とは、銀行が絶対にもうかる仕組みになっている「条件がついた預金」のことを言います。

仕組預金は銀行が儲かる仕組みになっていますが、一定の条件から外れなければ、預金する人は高い金利を受け取ることができる魅力を持っています。

ちなみに、ひとことで仕組預金と言っても、いくつも種類があり、どのような条件を付けているかは商品によって異なります。

たとえば、次の条件です。

  • 円高になったとき、外貨に変わる(住信SBIネット銀行 円仕組預金コイントス)
  • 円安の場合、元本が円になる(住信SBIネット銀行 外貨仕組預金 オセロ)
  • 銀行の判断で預入期間が最長10年まで勝手に延長される(住信SBIネット銀行 円仕組預金プレーオフ)

日本円ベースで見たときに元本割れする可能性があるものや、必要な時にお金を引き出せなくなるリスクがあります。

表面上の利息は確かに高いですが、半分ギャンブル要素を含んでいますので、初心者は手を出さない方が良いでしょう

 

仕組預金の金利は?

仕組預金の金利は表面上、高く設定されています。

住信SBIネット銀行の商品で見てみましょう。

商品名 預入期間 年利
円仕組預金コイントス 1か月 4%(米ドル建て)
外貨仕組預金 オセロ 1か月 3%(米ドル建て)
円仕組預金プレーオフ 1年~10年(期間は銀行が決定する) 0.16%の固定金利もしくは0.05%~0.6%の変動金利(0.05%でスタートし、最初の5年間は0.01%ずつ増加)

※住信SBIネット銀行の、過去の募集実績などから作成しています。

預入期間が1か月だと、4%の金利があっても12か月で割ると0.33%なので、預けても預けなくても増えないですね。

0.33%だと、為替レートで変動するレベルの誤差でしかありません。金利がついてもつかなくても変わりません。

また、プレーオフの場合、0.16%や0.05%といった低金利で10年間固定されるのは痛いです。

この程度の金利であれば、いつでも引き出せる円建ての普通預金の方が良いのではないでしょうか。

 

仕組預金のメリット

仕組預金のメリットは、円建て普通預金などと比べ、金利が高いことが挙げられます。

住信SBIネット銀行の定期預金の金利は年0.020%ですから、10年間預けることを前提に円仕組預金プレーオフで年0.16%の固定金利を選べば、定期預金より高い金利を得ることができます。

といっても、100万円を10年預けても利息は16,000円しか付かないので大したメリットではありません。

たとえば「株の配当金生活は可能?いくら必要?高配当株の利回りは?税理士が解説」でご紹介している高配当株で年間3%の利回りを順調に得られれば、1年で3万円、10年で30万円です。

定期預金の信者であれば良い仕組預金もあると思いますが、仕組預金はトラブルも多い危ない商品なので、初心者は手を出さない方が良いでしょう。

 

仕組預金のリスク・デメリット

仕組預金の代表的なリスク・デメリットを4つご紹介します。

  • ペイオフがないものもある
  • 元本割れする可能性がある
  • 自由に引き出せなくなる
  • 利回りは高くない

ペイオフがないものもある

仕組預金の商品設計によっては、ペイオフが無いものもあります。

ペイオフとは、銀行が破綻したときに、1,000万円まで国が保証してくれる制度です。

ペイオフがない預金は利回りが低すぎる社債と本質的に変わりませんので、ペイオフが無いものには気を付けましょう。

元本割れする可能性がある

仕組預金の商品設計によっては、元本割れするものもあります。

日本円ベースでみたときに、10万円が8万円や7万円になってしまうかもしれません。

プラスになったときの利息収入が微々たるものであることを考えると、マイナスに振れたときの損失が大きすぎます。

自由に引き出せなくなる

仕組預金の多くは、自由に引き出すことができません。

もし中途解約するとしたら、元本割れする可能性が高いです。

10年間預ける予定であっても、10年もあれば、ライフスタイルは大きく変わります

いま使わない100万円であっても、5年後に必要な場面が訪れるかもしれません。

結婚、子育て、長期間の入院、何が起こるかはわかりません。

超低金利で、いつでも自分の意思で引き出すことができないお金は、作らない方が良いでしょう。

 

利回りは高くない

仕組預金の利回りは高くありません。

基本的に利回りは、リスクとリターンの天秤です。

上記で説明したように、仕組預金は大きなリスクを抱えているにもかかわらず、得られるリターンが少なすぎます。

高い利回りを狙うのであれば、株式投資、債券投資の方が低リスク、高リターンを目指せると思います。

 

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税理士 / 坂根 崇真

【肩書】 税理士、㈳全国第三者承継推進協会 理事、その他 ㈱ 代表取締役 【著書】 相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本 【メディア実績】 Yahoo!ニュース、livedoor ニュース、Smart News、幻冬舎GOLD ONLINE ほか 【プライベート】 プライベートでは株や社債をはじめ、太陽光発電設備を2基など保有する個人投資家

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