ざっくり1,500万円~2,500万円ぐらいは欲しいですね。VYMやPFF、Fundsなど、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
この記事では、投資家税理士 坂根が解説します。
ポイント
関連記事:【年利3%】安定利息収入Fundsの評判は?税理士が解説
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月5万円の配当金を得るのに必要な資金は
配当金で月5万円を稼ぐには、配当金利回りに応じた次の資金が必要です。
利回り | 必要資金 |
1%の場合 | 7,530万円 |
2%の場合 | 3,765万円 |
3%の場合 | 2,510万円 |
4%の場合 | 1,883万円 |
5%の場合 | 1,506万円 |
6%の場合 | 1,255万円 |
7%の場合 | 1,076万円 |
8%の場合 | 942万円 |
9%の場合 | 837万円 |
10%の場合 | 753万円 |
計算算式は次の通りです。
50,000円÷(1-0.20315)×12か月÷利回り(%)
税引き後の手取りで月5万円の配当金を得る場合、利回り1%の銘柄なら7,530万円、利回り10%の銘柄なら753万円で到達できます。
現実的には3%~5%で、1,500~2,500万円が一つの目安となるでしょう。
ただし、高配当株の中にはXOM(エクソンモービル)や日本郵船のように、10%以上の配当金を出すものもあります。
10%の利回りであれば、月5万円の配当金は最低約753万円で達成できます。
関連記事:【13%】日本郵船の配当利回りはなぜ高い?配当金生活は簡単?
配当金で月5万円稼げる銘柄は?
配当金で月5万円稼ぐために、人気の銘柄はVYMやSPYD、PFFが挙げられます。
「憧れの配当金生活にはいくら必要?現実的には1億円」の記事で高配当株の銘柄を紹介しているため、こちらから引用します。
銘柄 配当利回り VYM(高配当株を集めたETF) 約3% SPYD(高配当株を集めたETF) 約4% PFF(高配当株を集めたETF) 約5% Johnson&Johnson(ジョンソンエンドジョンソン) 約3% VZ(ベライゾンコミュニケーションズ) 約4% AT&T 約7% MO(アルトリアグループ) 約8% XOM(エクソン・モービル) 約10% ※株価は値動きするため、売買したタイミングによって投資額に対する配当利回りは変動します。上記はあくまでも参考数値です。
引用元:憧れの配当金生活にはいくら必要?現実的には1億円
URL:https://tszeiri.com/haitoukinseikatsu/
あくまでも一例ですが、どれも高配当株として人気の銘柄です。
なお、配当金利回りが少なすぎれば、月5万円の配当金達成はむずかしくなりますが、逆に配当金利回りが高すぎる場合、株価の値下がりリスクも高くなります。
配当金の原資は会社の儲け!配当金を出し過ぎると株価が下がる
配当金の原資は会社の儲けです。そのため、配当金を出し過ぎると会社の成長ができません(つまり、株価が下がりやすいです)。
高配当を出している会社と言うのは、これ以上設備投資などにお金をかける必要がない会社がメインであり、基本的には成熟産業、衰退産業です。
たとえば、上記のMO(アルトリアグループ)は「たばこメーカー」のため、成熟産業もしくは衰退産業です。日本でも、たばこは分煙や禁煙がすすんでおり、V字回復がむずかしい産業ではないでしょうか。
また、XOM(エクソンモービル)は石油系の会社です。石油の需要がいきなり増えることはないでしょうし、太陽光発電や風力発電など、世界各国が再生可能エネルギーの普及に取り組んでいます。
結果、株価は次の通り漸減傾向か横ばいと言ったところです。
いまは米国債などの金利が非常に低い(5年もので1.4%)ため、代わりに高配当株に資金が流れ込んだため株価が上がったと言われています。
しかし、上記のチャートを見るとわかる通り、やはり、高配当株銘柄は株価が上がりにくかったり下がりやすいので注意が必要です。
関連記事:【利回り10%】XOM(エクソンモービル)で配当金生活
配当金で月5万円稼いでも、株価が落ちたら意味が無い・・・
配当金で月5万円稼ぐことができても、株価が月5万円分値下がりしていたら、預金を取り崩しているのと何ら変わりません。
配当金の原資は会社の儲けです。
会社が儲けを出せば株価が伸び、配当金の原資を作れます。
一方で、会社が赤字続きなら株価は下がり、配当金の原資もなくなります。
目先の配当金利回りのみにとらわれず、きちんと儲けを出せる会社かどうかを見極める必要があります。
そのため、近年ではS&P500指数連動ETF(上場投資信託)「VOO」が人気を集めています。
S&P500指数は米国の有名な株価指数であり、500社の米国株に分散投資、1957年から、波はありながらも上昇を続けており、1957年からの65年間でなんと100倍以上に上昇しています。
S&P500指数連動ETFとしては「VOO」が有名ですが、SBI証券で簡単に買うことができます。
関連記事:【初心者向け】S&P500の買い方を投資家税理士が解説
月5万円の配当金を毎月もらうのはむずかしい
毎月5万円の配当金をもらうのはむずかしいです。
なぜなら、配当金は毎月入ってくるものではないからです。
賞与(ボーナス)のように、配当金は年1回から4回程度、まとめて受け取ります。
そのため、配当金で毎月5万円もらえるわけではなく、たとえば半年に一度、30万円を受け取るということになります。
毎月の固定費を5万円分穴埋めしたい場合には、家計のやり繰りがひっぱくする可能性があります。
なお、世の中には毎月分配型の投資信託もありますが、毎月分配型の投資信託は短期で成果を出すことが求められる投資商品であり、ファンドによる運用がかなりむずかしい側面があります。
そのため、成果を出せずに毎月元本を取り崩してたこ足配当をしているものがほとんどなので、投資してはいけない商品です。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
関連記事:投資信託で大損!?おすすめしない5つの理由を税理士が解説
配当金で月5万円稼ぐか、株価の値上がりを狙うか
見方を「配当金で月5万円稼ぐ」だけでなく、「月5万円分以上の株価の値上がりを狙う」に変えるのも一つの手です。
配当金は会社の利益を分配している行為ですので、基本的に高配当株は株価が横ばいか漸減するケースが多いです。
そのため、株価の値上がりを見込むことが難しいです。
一方で、配当利回りが1%や無配を貫いている成長株への投資であれば、長期的に見て配当金以上の株価の値上がり益を得ることができるケースも多いです。
配当金(インカムゲイン)を狙うか、株価の値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うかは方針次第ですが、配当金に固執するあまり、お金が増えない、お金が減っていく状態にならないよう気を付けましょう。
配当金の代わりにFundsの選択肢もアリ
配当金は確かに魅力的な収入ですが、株式投資である以上、元本割れリスクは避けられません。
元本割れリスクを抑えて収入を得たい場合には、年利1-3%の利息がもらえるFundsも選択肢にあがります。
Fundsは上場企業等、優良な投資先にお金を貸し、利息収入を得る投資方法です。概ね年利1-3%の利息収入であり、かつ、お金を貸すだけですので、貸付先の企業が債務不履行にならない限り、元本割れは起きません。
しかし、投資先が上場企業等ですので債務不履行に陥る可能性は極めて低いです。つまり、元本割れリスクを抑えて利息収入を得たい場合にはFundsは良い投資先の一つにあがるでしょう。
関連記事:【年利3%】安定利息収入Fundsの評判は?税理士が解説
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