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不労所得の種類とおすすめの方法を資産運用に強い税理士が解説

2021年4月4日

悩んでいる人
「働きたくないなー」 「不労所得で生活したいなー」

よく聞く言葉ですが、不労所得にどのような種類があるかご存じですか?

ちなみに私も、いくつかの不労所得があります。

この記事では、投資家かつ税理士の坂根が解説します。

不労所得とは

不労所得とは、労せず所得を得ることを指し、広辞苑においても「働かなくて得ることのできる所得」と定義されています。

お金の稼ぎ方は主に、次の3パターンです。

  1. 労働力を提供する
  2. お金を稼げる仕組みを作る
  3. お金に働いてもらう

このうち、純粋な不労所得は③「お金に働いてもらう」ですが、インターネットビジネスの発展により、最近では②「お金を稼げる仕組みを作る」も広義で不労所得と呼ぶ方が多いです。

この記事では、いわゆる投資による不労所得(③)をメインに解説しますが、仕組化ビジネス(②)についても触れていきます。  

不労所得の種類

悩んでいる人
不労所得ってどんな種類があるんだろう?

代表的なものはアフィリエイトや投資による収入ですね。

不労所得と呼ばれるものには、次のものがあります。

  • アフィリエイト
  • 印税収入
  • 不動産
  • 太陽光発電
  • FX(外国為替証拠金取引)
  • 投資信託
  • 債券

アフィリエイト

アフィリエイトとは、他社の商品を広告することで広告料をもらうことを指します。

Access trade(アクセストレード)など、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)と呼ばれる会社と契約をし、他社の商品を宣伝することで広告料を得ることができます。

最近ではYoutubeの広告で収入を得るYoutuberと呼ばれる方が増えてきましたが、ヒカキンやはじめしゃちょーと言ったトップYoutuberは、広告収入だけでも年間1億円を超えていると言われています。

我々ブラッシュメーカー会計事務所のお客さんや友人にも、アフィリエイト収入だけで生活できるだけのお金を得ている方はいますので、アフィリエイトの不労所得だけで生活するのも「無理ではない」と思います。

ただ、現実的にはPV数など「自身の人気」や「Googleの検索順位」に左右される面もあれば、広告主が「もう広告は行わない」と言ってしまえば収入源が断たれてしまいます。

なお、もちろん、商品の広告をしても最初はだれも見てくれません。いかにアクセスを稼ぐかを考えなければいけないため、全然「不労所得」では無いと言えるでしょう。  

印税収入

印税収入とは?

印税は「税」とつきますが、税金ではありません。 印税収入とは、本を出版し、本が売れたらいただける著作権の使用料です。

わたしも初心者向けの相続本「相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本」を出版していますので、売れたら印税をいただけることになっています。

ご購入ください!

>>相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本
4士業の共著で1,980円、格安です。

ちなみにこの本は4士業で書いたQA形式の本なので、一般の方にも参考になります。

この書籍のランキング、代表的なものをあげると次の通りです。

ランキング部門 ランキング
Yahooブックス くらしの法律の本 1位
Amazon 遺言・相続・贈与 2位

正直、かなり売れています。 ただ、収入面で言えば大した金額にはなりません。

印税収入は割に合わない

印税は、だいたい販売価格(税抜)の8%~10%が一般的と言われます。

「文字を書くだけでお金もらえるんだー、いいなー」 もしそう思っているなら甘いです笑

いただける印税収入は、Amazon等への販売手数料が差し引かれることはもちろん、この本は4人の共著なので1人当たりの印税は2%です

さらに、本はそんなに売れるものではありません。

ヒット作で数千部、大ヒット作で2万部、ベストセラーであっても10万部以上が目安とされているようです。 もしそこそこヒットして5,000部売れたとしても、わたしに入ってくるのは18万円未満(税抜1,800円×5,000部×2% - 販売手数料)です。

しかもこの本、マンガなどと違って「相続実務」といった専門書なので、買う方の層がかなり限られています

一時期Amazon売れ筋ランキング2位(遺言・相続・贈与 部門)を獲得しましたが、そのときの書籍全体のランキングで2,798位でした。

だいたい、「1万位以上の書籍であれば、たまに売れている。5,000位以上の書籍であればそこそこ売れている」と言われているため、専門書の中ではそこそこ売れています。

ただ、やはり漫画や一般向け雑誌のように爆発的に売れるものではありませんので、正直に言えば印税収入は大したことありません。  

書籍を書くのは労働作業

本を書くのって、とても大変です。 Web記事と違って簡単に修正できませんし、執筆時点の最新の法令等を反映していなければ問題になる(逆に言えば、ネット上にあがってる記事は古すぎたり間違ってるケースが結構多い)ので、きちんと調べた上で書かなければいけません。

根拠の確認に特に時間がかかります。

しかも、1回書いて編集者が直してくれるというわけではありません。

紙に印刷し、校正を3回4回と重ねます。 書き始めてから出版まで半年や1年かかり、ようやく出版に至ります。

わたしのように、印税目的で本を書いているわけでないなら良いですが、印税生活をできるのはベストセラー作家にならないと厳しいです。

多くの方は、書籍を書いても不労所得どころか、割に合わない労働作業になってしまいます。  

不動産

サラリーマン大家さんが話題になった時期もありましたが、不動産を買い、不動産の賃貸収入を得ることができれば不労所得を得ることができます。

自身で物件の管理や住居人の募集を行うか、管理会社に委託する等の方法があります。 管理会社に委託すると利益を大きく持っていかれてしまいますが、自身で物件の管理などを行うのであれば手間暇がかかり、不労所得ではありません。

また、不動産会社は悪い人がとても多いです。 自身で物件の選定をできるのであれば良いのですが、サラリーマンの方が本で読んだ程度の知識でワンルームマンション投資などを行うと、悲惨な目に逢いかねません。

不動産投資の営業マンはゴリゴリの営業をしたり、「節税」などと言ってきますが、それは利回りがのらない誰も買わない物件だからそのような営業をしているだけです(税金の支払いが減っても、それ以上に高額なお金が消えるただの赤字物件)。

彼らが出したシミュレーションをよく検討してみると、不動産購入時の不動産取得税や登録免許税が考慮されていなかったり、毎年の管理費用、数年に一度の修繕費が考慮されていないパターンもよくあります。 初心者が手を出すのはやめておきましょう。  

太陽光発電

太陽光発電は、空室リスクがある不動産に比べると安定的な収入源にはなり得ます。

太陽は毎日のぼり、固定価格買取制度(FIT)によってある程度の収入が確約されているからです。 ただ、太陽光発電も、自身で物件の管理を行うか、業者に管理を委託するかのどちらかです。

業者に管理を委託するとほとんど利益が残りませんし、自身で物件の管理を行うとなると、遠距離(物件はだいたい田舎にあります)まで雑草を狩りに行ったり太陽光パネルの掃除をする管理の手間が必要です。

管理の手間などを考えると、純粋な不労所得とは言えないでしょう。

なお、私も太陽光発電設備を2基保有していますので、太陽光発電は儲かる? アプラス融資など資産運用に強い税理士が解説で、実際の収入状況など公開しています。

太陽光発電を検討している方は絶対にご覧ください。

>>太陽光発電は儲かる? アプラス融資など資産運用に強い税理士が解説

FX(外国為替証拠金取引)

FXにも様々な種類がありますが、一般的には為替相場の変動によるものを指します。

1ドル100円で米ドルを購入し、それが1ドル110円になれば差分10円の利益が出ます。

このように、日本円と米ドルの為替相場の変動を読み、円高予想、円安予想を行い、利益をだします。

なお、FXの特徴は、レバレッジがきくことです。現物として10,000米ドルを保有するには100万円ほどを用意する必要がありますが、個人で行う国内のFXは、25倍までレバレッジを利かせることができます。つまり、4万円あれば100万円相当の取引を行うことができます。

ただ、為替相場の変動を読むことはむずかしいですし、1ドルあたり数銭~数円程度のスプレッド(手数料)がのるため、ある程度以上の利益を出さなければ手数料負けしてしまいます。

また、色々なチャートの読み方などありますが、FXで稼ぎ続けることはむずかしく、リーマンショックやコロナショックなど、急激な為替変動が起きれば数千万円以上を一気に失うリスクもあります。

それでもFXを始めたい方は「【超簡単】FXの始め方を資産運用に強い税理士が解説」をご覧ください。初心者でも5円程度の超少額から気軽に遊べるFX口座などあります。

 

投資信託

投資信託とは、証券会社等に株式などの買い付けや売却といった管理を委託する投資商品です。

一般的には、何か特殊な株式などを買ってくれたりするわけではなく、市場に出回っている株式などを買い付けたりしています。 「プロが運用してくれるから安全、安心」と銀行や証券会社は宣伝しますが、実際には大損している方が多いです。

間にプロが入るということは、その方にお支払いする報酬が必要だということです。

例えば、かつて銀行や証券会社が大々的に販売していた「グローバルソブリン」と呼ばれる銘柄では、購入時に1.65%の手数料、換金時に0.5%、そして年間1.375%の手数料がかかります。 しかもこの銘柄、投資額の半値以下に落ち込んでいます。

なぜこんな事態になってしまったか、投資信託で失敗したくない方は「投資信託で大損!?おすすめしない理由を資産運用に強い税理士が解説」で詳しくご紹介していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。  

債券

国債や社債といった債券は、比較的安全に運用することができる資産です。

債券は、投資先企業が倒産等しない限り、元本割れせず、当初決められた利率で安定的に利息収入を得ることができるからです。

ただし、一言で債券といっても、仕組債など危険な債券も中にはあるため、その点はお気を付けください。

安定した利息収入が欲しい方は外国債券や国内債券のメリット・デメリット、利回りなど税理士が解説をご覧ください。  

株は、債券と比べれば元本割れリスクは高くなりますが、大きなリターンを見込むことや安定的な配当収入を目的とすることができます。

「株はギャンブル」と言う人もいますが、そうではありません。株は投資先企業の成長に応じて価値が上がっていくからです。

投資先企業や市場が停滞、衰退してしまえば価値は伸びていきませんが、たとえば、アメリカの上場企業の中から代表的な500社を選出している指標「S&P500」は過去30年、右肩上がりの成長を続けています。

図:S&P500のチャート もちろん、今後も米国企業が成長していくことが大前提にはなっていますが、インフレリスクや利回り等を考えれば、比較的手堅い運用方法と言えます。

図:AMZNのチャート

また、Amazonなど、米国には急成長を遂げる会社が数多くあります。

上図の通り、Amazonは1997年には1株あたり1.73USDでしたが、現在は3,000.46USDとなっています。

つまり、24年間で株価が1,734倍になっています。もし10万円分持っていれば1億7,340万円になっています。

もちろん、2015年ぐらいまでは株価が横ばい状態だったため、その間は全くうまみがありません(むしろ赤字になるタイミングもあったかもしれません)が、もしこういった銘柄を発掘できれば一気に資産を増やすことができます。

なお、Amazonなど、高成長銘柄に分散投資してくれるETF(上場投資信託)も世の中には存在します。

当たった時のリターンは個別株より低くなりがちですが、失敗したときのダメージも少なくなります。

米国ETFは初心者向け、おすすめ銘柄など資産運用に強い税理士が解説でより詳しく解説していますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。  

 

不労所得にかかる税金

不労所得については、個人であれば所得税が、法人(会社)であれば法人税が課税されます。

所得税の場合には、儲けの種類を10種類に区分する必要があり、一般的に、サラリーマンが副業程度でやっているのであれば「雑所得」、専業アフィリエイターなど、本業としてやっているのであれば「事業所得」と認められる可能性が高いでしょう(人によって異なります)。

また、不動産賃貸の収入であれば不動産所得といった区分になったり複雑です。 これらの所得は、儲けの額に応じて15%~55%の税金がかかります(所得税+住民税)。一方で、法人にかかる税金はだいたい20%~30%ぐらいです。

そのため、税率差を考え、だいたい年間1,000万円以上の不労所得(多額の利益)を得ている方の中には法人化を検討される方もいます(法人化のご相談は1万円(ただし成約したときは報酬から差し引きのため実質無料)で受けておりますので、お問い合わせページかから、お気軽にお問い合わせください。

なお、サラリーマンが給与所得、退職所得以外の所得が年間20万円以下など一定の要件を満たした場合には所得税の確定申告を行う必要はありませんが、20万円以下であっても住民税の確定申告は必要なため注意してください。

株式や社債を特定口座で保有していれば、原則として確定申告不要(確定申告した方がお得なこともありますが)であり、税率も20.315%と格安です。

その点で言えば不動産などと比べると株式の方がお手軽であり、お得です。  

不労所得の生活

不労所得の生活に必要なお金は?

不労所得だけで生活するのに必要なお金は、自身が毎月いくら使うのか、逆算すると良いでしょう。

月10万円で済む人もいれば、月100万円必要な人もいるからです。1人暮らしなのか、妻帯者かによっても異なります。

なお、株の配当金生活は可能?いくら必要?高配当株の利回りは?税理士が解説で紹介していますが、総務省統計局の家計調査報告によると2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり27万円弱、単身世帯の月平均消費支出は15万円弱だそうです。

月15万円であれば、案外目指せそうな水準ですね。不労所得だけでマトモな生活をおくりたい場合の参考にしてみてください。  

不労所得だけで生活している人はどんな生活をおくっている?

「不労所得だけで生活している人」と一言でいっても、やはり、その人がどの程度の生活水準を保ちたいかによって生活内容は異なります。

ただ、私の知る限りでは、ギリギリの生活水準で満足している人は少ないです。

不労所得だけで生活できるということは、働かなくても生きていけるということです。

つまり、時間単価の低い仕事や、嫌な人との取引をする必要がありません。

そのため、やりたい仕事だけやれます。 また、時間が多くあります。

ヒマと言い換えても良いですが、このヒマな時間に、さらなる不労所得を生み出すためや社会全体が良くなるために働く人が多い気がします。

そうすると、時間単価が高い仕事ややりたい仕事だけやれるため、生活がより豊かになっていきます。  

不労所得のおすすめの方法は?

先程説明したように、一言で「不労所得」と言っても、不動産など現物があるものは管理の手間が必要です。

そのため、全くの不労所得と呼べるものは株などであり、自身が働きたくないのであればお金に働いてもらうのがお手軽です。

不動産などの現物がある「ハードアセット」では管理の手間があり、現物がない株など「ペーパーアセット」には管理の手間はありません。

ハードアセットが有利になるのは、自身のお金でない融資で購入できる等の面であり、融資など受けたくなく、管理の手間もなるべく少なくということであればペーパーアセットの方が良いでしょう。  

資産運用方法の一例

資産運用といっても様々ありますが、たとえば高配当株への投資が挙げられます。

だいたい、年間3~5%ぐらいの利回りであれば、比較的安全に運用することができます。

配当金生活に必要な資金や具体的な銘柄を株の配当金生活は可能?いくら必要?高配当株の利回りは?税理士が解説でご紹介していますので、生活を今より少しでも良くしたい方、収入を増やしたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。  

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税理士 / 坂根 崇真

【肩書】 税理士、㈳全国第三者承継推進協会 理事、その他 ㈱ 代表取締役 【著書】 相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本 (出版社:秀和システム) 【メディア実績】 Yahoo!ニュース、livedoor ニュース、Smart News、幻冬舎GOLD ONLINE ほか 【プライベート】 株や社債をはじめ、太陽光発電設備を2基など保有する個人投資家

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