概ね1%台で推移しています。ただ、IVVはS&P500指数連動のETFなので、配当金より株価の値上がりを見込むものですね。
この記事では、新宿の税理士 坂根が解説します。
ポイント
関連記事:【年利3%】安定利息収入Fundsの評判は?税理士が解説
\10,000円分のAmazonギフト券がもらえる/
8月31日までに投資を行った方全員に、投資金額に応じて最大10,000円分のAmazonギフト券がもれなくもらえるキャンペーン!
IVVの配当金利回り(分配金利回り)
IVVの配当金利回りは概ね1%台です。
1%あれば、銀行預金や日本国債、円建ての市場に出回っている社債と比べれば高いですから、決して低くはありません。
しかし、3%や5%の配当金がもらえる高配当株や高配当ETF「VYM」「SPYD」「PFF」と比べれば低いです。
配当金狙いであれば他の銘柄を選ぶのが良いでしょう。
IVVとは
IVV(iShares Core S&P 500 ETF)とは、世界三大運用会社の一つであるBlackRockが出しているETF(上場投資信託)です。
IVVはS&P500指数に連動した成果を目指すことを目的としたETFですので、S&P500指数に投資したいと考えた場合に投資対象として検討にあがります。
ポイント
- IVVはS&P500指数連動ETF
- IVVの構成銘柄はGAFAMで2割
- IVVの経費率は0.03%
- S&P500連動のため、過去のパフォーマンスは良い
ティッカー | IVV |
正式名称 | iShares Core S&P 500 ETF(iシェアーズ・コアS&P500 ETF) |
投資先数 | 約500銘柄 |
運用会社 | BlackRock |
市場 | NYSE |
ベンチマーク | S&P500指数 |
設定年月日 | 2000年5月19日 |
経費率 | 0.03% |
直近の配当利回り | 1.27% |
株価 | 403.09ドル |
純資産額 | 約2,982億ドル |
取扱証券会社 | SBI証券など |
※2022年7月28日時点
IVVはS&P500指数連動ETF
IVVは、S&P500指数に連動した成果を目指すETFです。
S&P500指数というのは、AmazonやFacebookなど、米国に上場している代表的な500社の株価を加重平均して算定した数値です。日本でいう日経平均株価ですね。
画像:S&P500チャート(2020年時点)
S&P500指数は過去30年以上、右肩上がりのチャートを描いています。
2022年に入ってからは伸び悩んでいますが、今後も米国が世界経済をけん引し、かつ、経済成長していくことを見込むのであれば、むしろ買い場と見ることもできるでしょう。
IVVの構成銘柄はGAFAMで2割
組入比率 | 名称 | ティッカー | ファンドの割合(%) |
1位 | アップル | AAPL | 6.55 |
2位 | マイクロソフト | MSFT | 5.96 |
3位 | アマゾン・ドット・コム | AMZN | 3 |
4位 | アルファベット | GOOGL | 2.11 |
5位 | アルファベット | GOOG | 1.95 |
6位 | テスラ | TSLA | 1.87 |
7位 | バークシャー・ハサウェイ | BRK/B | 1.54 |
8位 | ジョンソンエンドジョンソン | JNJ | 1.46 |
9位 | ユナイテッドヘルス・グループ | UNH | 1.45 |
10位 | エヌビディア | NVDA | 1.29 |
表:組入上位10銘柄(2022年)
IVVの構成銘柄はGAFAMで2割を占めています。そして、上位10銘柄だけで、その他誰もが知る大企業をあわせて約3割です。
米国をけん引する会社に投資するのですから、当然の比率ですね。
ただし、これらの超大手企業の株価が落ちたときは、一気に投資資金を失うことになります。
個別株(1社ずつ投資)よりはリスクが低いですが、頭の片隅に置いておいた方が良いでしょう。
関連記事:【配当利回り0.5%】アップル(Apple株)の買い方等を解説
IVVの経費率は0.03%
IVVの経費率は何とたったの0.03%です。
1,000万円投資しても年間3,000円です(価格で調整されるので、実際に支払うわけではありません)。
日本では手数料が高すぎる投資信託が話題になることがしばしばありますが、0.03%は、もはや無いのと変わらないレベルです。
これは、巨額の資産を集めている運用会社の「規模」があるからこそできることですね。
IVVの株価推移
画像:IVV(iShares Core S&P 500 ETF)株価推移(2022年6月19日時点の5年推移)
IVVはS&P500連動のため、過去のパフォーマンスは良いです。
2022年に入ってからは利上げなどあり、全体的に株価が落ちています。
将来的に株価がどう動くかは誰にもわかりませんが、米国経済がまだまだ成長し、これを買い時と見るのであればアリだと思います
VOO、SPYとの違いは?
IVV、VOO、SPYはどれもS&P500指数連動ETFですが、運用会社が違うだけであり、特に大きな違いはありません。
ただし、SPYは運用額が特に大きく、機関投資家向けと言われています。しかし、その分経費率はVOO、SPYと比べてほんの少しだけ高いです。
気にするほどの違いはありませんが、個人投資家はVOOかIVVで良いでしょう。
VOOもIVVも現状経費率は0.03%のためどちらでも構いませんが、日本ではVOOをそのまま買い付けるだけの投資信託もありますので、どちらかというとVOOの方が人気が高いです。
関連記事:【初心者向け】S&P500の買い方を投資家税理士が解説
IVVの買い方
IVVやVOOはネット証券で簡単に買うことができます。
これから口座開設される方は米国ETFの買い付け手数料が無料のSBI証券が良いでしょう。
わたしもSBI証券をメインにしていますが、アプリで簡単に売買でき、使いやすいです。
下記の記事で証券口座の開設方法をわかりやすく解説していますので、IVVを買いたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れを解説
元本割れを避けたいならFunds
IVVはS&P500連動ETFのため、長期目線で見れば値上がりを予測する方が多いです。しかし、今後も経済成長を続けるとは限りませんし、元本割れリスクは決してゼロではありません。
元本割れリスクを避けてお小遣いが欲しいなら、上場企業にお金を貸して年利1-3%の利息をもらうFundsも選択肢としてアリでしょう。
関連記事:【年利3%】安定利息収入Fundsの評判は?税理士が解説
\10,000円分のAmazonギフト券がもらえる/
8月31日までに投資を行った方全員に、投資金額に応じて最大10,000円分のAmazonギフト券がもれなくもらえるキャンペーン!