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NISAで配当金狙いをおすすめしない理由を資産運用に強い税理士が解説

2021年5月6日

悩んでいる人
NISA(ニーサ)で高配当株に投資!いっぱい配当金もらうぞー!

NISA口座で取引すれば、株の売却益だけでなく、配当金についても基本的に非課税となります。

ただし、配当金狙いの高配当株投資はあまりおすすめできません。

この記事では、投資家かつ税理士の坂根が次の3点について解説します。

疑問点

  • NISAで配当金狙いをおすすめしない理由は?
  • NISA口座で配当金を受け取る際の注意点は?
  • 配当金狙いならどんな高配当株が良い?

 

NISA(ニーサ)で配当金狙いをおすすめしない理由

NISA(ニーサ)で配当金狙いの高配当株投資は、あまりおすすめできません。

理由は大きく次の4つです。

NISAで高配当株投資をおすすめしないポイント

  • 配当金=一部利益確定、できれば無配が良い
  • 配当金再投資分は原則課税される
  • 配当金再投資には手数料がかかる
  • 高配当株は株価が上がりにくい

 

配当金=一部利益確定

配当金というのは、会社の利益を株主に還元する行為です。

そのため、配当金を出せば会社に留保されている利益は減少し、その分株の価値が下がります

見方を変えれば、配当金を受け取るというのは、保有している株の一部を売却し、利益確定させている行為と同じです

そのお金を生活費などに回すのであれば良いですが、長期投資で考えるのであれば、配当金を再度投資に回す(配当金再投資)必要が出てきます。

その場合、次のようなデメリットがあります。

 

配当金再投資分は原則課税される

配当金を再投資した場合、原則として課税の対象になります。

NISA口座は年間120万円の投資額まで非課税の恩恵を受けることができますが、受け取った配当金を再度NISA口座で運用する場合、その分120万円の枠を消費してしまいます。

120万円分投資している場合、配当金をNISA口座で受け入れることができないため、特定口座など、課税される口座で受け入れることになります。

 

配当金再投資には手数料がかかる

配当金を再投資する場合は手数料がかかります。

NISA口座での売買手数料はゼロ円としている証券会社はあります。

しかし、受け取った配当金を再投資する場合、特定口座などNISA口座以外の口座で取引する場合は当然手数料がかかります。

【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れなど税理士が解説」でご紹介しているDMM 株であれば米国株などの手数料は無料ですが、通常、配当金を再投資する場合は手数料がかかります。

手数料がかかるため、なるべく配当金再投資をしなくて済むように、配当金が少ない銘柄や無配の銘柄の方がNISA口座には向いています。

 

高配当株は株価が上がりにくい

高配当株は株価が上がりにくいです。

それは、利益の一部を配当金として吐き出してしまっているからです。

NISA口座は、株価があがって売却益が出たときや配当金を受け取ったときは、その利益について所得税等が非課税となります。

ただし、株価が下がって売却時に赤字になったときは、特定口座と異なり、その損失を他の特定口座などの利益と相殺(損益通算)することができません

そのため、株価が上がりにくい高配当株をNISA口座で保有するのはあまりおすすめできません。

 

NISA口座で配当金狙いは決してナシではありませんが、上記のように、「長期投資」で考えるのであれば、あまりおすすめはできません。

5年間安定して持ち続けられる株や無配の成長株、指数連動型のETFの方がNISA口座には向いていると考えられます。

 

NISA(ニーサ)口座で配当金を受け取る際の注意点

NISA口座を開設する際に、「株式数比例配分方式」を選択しないと配当金が非課税にならないので注意しましょう。

配当金の受け取り方には、大きく次の3つの方法があります。

3つの配当金の受取方法

  1. 配当金領収証方式
  2. 登録配当金受領口座方式
  3. 株式数比例配分方式

1.配当金領収証方式

配当金領収証方式では、「配当金領収証」が自宅に送られてきます。

これに押印し、ゆうちょ銀行などの金融機関に持参することで配当金を受け取ることができます。

2.登録配当金受領口座方式

登録配当金受領口座方式では、保有しているすべての株の配当金を、指定した銀行口座で一括して受け取ります。

この方法によれば、SBI証券でトヨタ株を1,000株、DMM 株(証券会社)でトヨタ株を500株持っている場合であっても、それらの配当金が、まとめて指定した銀行口座に振り込まれます。

3.株式数比例配分方式

株式数比例配分方式とは、配当金を証券口座で受け取る方法です。

これによれば、SBI証券でトヨタ株を1,000株、DMM 株(証券会社)でトヨタ株を500株持っている場合、配当金はSBI証券DMM 株(証券会社)にそれぞれ振り込まれます。

NISA口座で配当金を非課税にしたい場合は、口座開設時に「株式数比例配分方式」を選択する必要があります。

各証券会社の比較や証券口座の開設方法は「【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れなど税理士が解説」でご紹介していますので、これから口座開設される方はぜひ参考にご覧ください。

 

配当金狙いならどんな高配当株が良い?

高配当株で年間120万円の投資枠があれば、月3,000円ぐらいのお小遣いにはなりますね。

株の配当金生活は可能?いくら必要?高配当株の利回りは?税理士が解説」で高配当株の銘柄をいくつかご紹介していますので、参考にしてみてください。

 

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税理士 / 坂根 崇真

【肩書】 税理士、㈳全国第三者承継推進協会 理事、その他 ㈱ 代表取締役 【著書】 相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本 (出版社:秀和システム) 【メディア実績】 Yahoo!ニュース、livedoor ニュース、Smart News、幻冬舎GOLD ONLINE ほか 【プライベート】 株や社債をはじめ、太陽光発電設備を2基など保有する個人投資家

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