短期の値幅をとりたいならFX、ただ外貨を長期間持ちたいのであれば外貨預金の方が良いでしょう。
この記事では、投資家税理士 坂根が外貨預金とFXの違いについて解説します。
ポイント
- 外貨預金と FX の主な違いは、実際に外貨を購入するか否か
- レバレッジ1倍ならFXの方が為替手数は通常安い
- 短期売買ならFX、長期間保有しておきたいなら外貨預金
- 外貨預金もFXも元本割れリスクがあるので、原則元本割れしない年利1-3%の利息が手に入るFundsの選択肢もアリ
関連記事:【年利3%】安定利息収入Fundsの評判は?税理士が解説
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外貨預金とFXの違いは?
外貨預金と FX の主な違いは、実際に外貨を購入するか否かです。
外貨預金は、米ドルなどの外貨を実際に購入する方法です。1ドルで100円で購入した米ドルが110円になれば、10円の儲けが出ます。
FX(外国為替証拠金取引)は、実際には外貨を購入せず、為替レートの値動きの分だけ儲けが出る方法です。1ドル100円で買いから入り、110円になれば、10円の儲けが出ることに変わりはありません。
それだけだと大きな違いはありませんが、 FX の特徴として、レバレッジをかけられることが挙げられます。
レバレッジをかけるというのは、少ないお金で大きな取引を行えることをいいます。
レバレッジが5倍であれば自己資金の5倍、レバレッジが10倍であれば自己資金の10倍の取引を行うことができます。
FX は自己資金が少なくても大きな取引を行うことができる、ハイリスクハイリターンの投資方法です。
FXに興味がある方は下記の記事をご覧ください。
関連記事:【超簡単】FXの始め方、口座開設方法
外貨預金とFXレバレッジ1倍の違いは?
FXは、レバレッジ1倍で取引を行うことも可能です。
レバレッジ1倍ということは、外貨預金とFX、どちらも取引できる金額は変わらないということです。
しかし、 FXと外貨預金は、次の違いが挙げられます。
外貨預金 | FX(レバレッジ1倍) | |
為替手数料 | 高い | 安い |
金利 | 低い~高い | 普通 |
換金性 | 低い~高い | 高い |
投資先が破綻したとき | ゼロになる | 守られる |
通過の種類 | 少ない | 多い |
FXは為替手数料が安い
FXは為替手数料(スプレッド)がとても安いです。
LINE FX | 住信SBIネット銀行 | 三菱UFJ銀行 | |
為替手数料 | 0.2銭~3.6銭 | 4銭 | 25銭 |
※公式ホームページ参照。1米ドルあたり。
為替手数料というのは、日本円から米ドルに交換するとき、米ドルから日本円に交換するときなどに、銀行等にとられる交換手数料のことです。
LINE FXの為替手数料は、米ドルで0.2銭~3.6銭と幅がありますが、一番高い状態でも三菱三菱UFJ銀行の7分の1、住信SBIネット銀行よりも安いです。
FX の為替手数料は、各社競争が激しいため、非常に安いです。
FXは金利が高い
FXもスワップポイントと言って、金利を受け取ることができます。
そして、FXの金利は、一般的に普通預金の金利より高いです。
もちろん、定期預金と比べれば低いですが、外貨を短期間持っておくのであれば、FXの方が高い金利を受け取ることができます。
そこまで大きな違いはありませんが、参考として覚えておくと良いでしょう。
FXは換金性が高い
FXは換金性が高いです。
外貨の普通預金と比べれば変わりませんが、FXも同じように、常時換金可能です。
外貨の定期預金の場合は数か月から数年間お金が固定されてしまうため、FXの方が換金性は高いです。
FXはFX業者が破綻しても保証される
FXは信託保全といって、預けたお金が信託銀行に委託され、守られています(海外FXは信託保全がされていないケースもあるので注意しましょう)。
そのため、万が一FX業者が破綻しても安心です。
外貨預金だと、ペイオフの制度もありませんので、仮に1,000万円以下しか預けていなかったとしても、銀行が破綻すれば1円も戻ってきません。
そのため、破綻した場合を考えるとFXの方が安全です。
FX は通貨の種類が多い
FXは、一般的に取り扱っている通貨が多いです。
LINE FX | 住信SBIネット銀行 | 三菱UFJ銀行 | |
取り扱い通貨 | 10通貨(23ペア) | 9通貨 | 25通貨 |
ただ、メガバンクと比べると、FX業界に参入したばかりのLINE FXは劣ります。
しかし、米ドルやユーロ、豪ドルなど、主要な通貨はどこでも取り扱っていますので、正直、トレーダーでない限り気にする必要はありません。
外貨預金とFXレバレッジ1倍、どっちが良いの?
FXの方が為替手数料が低いです。そのため、短期間でトレードを行いたいのであればFXの方が良いでしょう。
しかし、長期間ただ保有しておきたいだけであれば、外貨の定期預金の方が良いでしょう。
ただし、外貨預金は資産運用にあまり向いていません(参考記事:なぜ外貨預金はおすすめしない?銀行以外すすめない4つの理由)。
外貨預金を持つぐらいであれば、より金利が高く、安全性も高い米国債を購入した方が良いでしょう。
米国債はSBI証券などネット証券で購入することが可能です。
下記の記事で口座開設方法をわかりやすくご紹介していますので、外貨を持ちたい方はこちらの記事を見て口座開設しましょう。
関連記事:【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れを解説
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