医師、特に勤務医の方は不動産投資をしたい場合は気を付けましょう。
この記事では、勤務税理士時代に太陽光発電投資で4,500万円の融資を受けた投資家税理士 坂根が解説します。
ポイント
- 医師はステータスが高いので高額な融資を受けやすい
- 融資を受けられるので成功もしやすいが、カモにされる確率も高い
- 不動産投資で融資の枠を使い切ると、開業医になる際、開業のための融資を受けられない場合がある
- 元本割れリスクがあるので、原則元本割れしない年利1-3%の利息が手に入るFundsの選択肢もアリ
関連記事:【年利3%】安定利息収入Fundsの評判は?税理士が解説
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医師は不動産投資の難易度が低い
医師は不動産投資の難易度が低いです。
なぜなら、融資を引きやすいからです。
医師は社会的ステータスが高い職業であり、また、収入も安定的に高いと見られていることから、銀行が積極的にお金を貸してくれます。
サラリーマンだと高額な融資を引き出すのは中々むずかしいですが、医師であれば、数千万円、あっさりと好条件で借りたりすることができます。
医師が不動産投資で失敗しやすい理由
医師が不動産投資で失敗しやすい理由は、大きく次の3点です。
- 開業医になる場合、開業融資を受けにくくなる
- カモにされやすい
- 本業が忙しい
開業医になる場合、開業融資を受けにくくなる
勤務医時代に不動産投資のための融資を受けると、開業医になる際、開業のための融資を受けられなくなる可能性があります。
いくら医師の与信枠が多いと言っても、限界があります。
そのため、将来開業したい場合に不動産投資で与信枠をつぶすと、開業時の資金を何千万円も自己資金で用意しないといけなくなってしまいます。
ずっと勤務医がいいのであれば良いですが、もし開業したい場合に「いつまでたっても開業できない」「ずっと勤務医」になってしまう危険性があります。
カモにされやすい
医師は高額な融資を受けやすいです。
そのため、不動産投資で成功する可能性も高いですが、一方で、与信枠を狙ってカモにしようとする業者や詐欺師が声をかけてきます。
わたしの税務顧問のお客さんにも、かつて何人か医師の方がいらっしゃいましたが、コンサルタントの方を信じ切っていました。
図にすると、このような感じです。
医師はコンサルタントにコンサル料として数十万円を支払いましたが、その実態はほぼ紹介料です。
不動産会社を紹介してもらうことに対する紹介料ですね。
ちなみに、コンサルタントは不動産会社を複数紹介し、その複数社から紹介料をそれぞれ数十万円受け取っている、いわゆる「両手どり」です。
不動産会社を紹介するだけで、100万円近いコンサル料、紹介料を手にしています。
ちなみに、決して両手どりが悪いわけではありません。
彼らも仕事として不動産売買を行っています。
きちんといい物件を紹介してくれる、いい担当者を紹介してくれるのであれば手数料は払ってもいい、むしろ払うべきだと思います。お金を払って変な物件をつかまされるリスクを排除できるのであれば良いでしょう。
ただし、紹介料目当てに、適当に何社も紹介している人は多いので、それだけは気を付けないといけません。
与信枠が多ければ、それに応じて高額な物件や、多くの物件を買うことができます。
しかし、その分、いろんな業者からも狙われているため気を付けなければなりません。
本業が忙しい
医師は本業が忙しいです。
つまり、不動産投資のために検討する時間を多くとることができません。
また、専業投資家であれば不動産の管理を自分でされる方もいますが、医師であれば管理会社に任せきりになるかと思います。そうすると管理コストがかかります。
不動産は株式投資と異なり、「現物」のある資産です。そのため、管理運用の手間暇やコストがかかるため、忙しくて時間がとれない人は物件の選定に時間をかけることができません。
「融資を受けられて手出しがほとんどいらないし、〇〇さんが勧めるなら、とりあえず買っておこう」と考えると、変な物件を買い、損する可能性があります。
忙しくて時間がとれないなら、まずは株式投資の方が手軽で良いでしょう。購入したら基本は放置だからです。
これから口座開設したい方は下記の記事をご覧ください。証券口座の開設方法をわかりやすく解説しています。
関連記事:【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れを解説
融資を受けないならREITで十分
不動産投資の最大のメリットは、好条件で融資を受けられることです。
自己資金を使うことなく投資できる点にメリットがあります(賃料収入と借入利息の差が利益になる)。
ただ、融資を受けないのであれば正直REIT(不動産投資信託)で十分でしょう。
SBI証券などで簡単に買えます(詳しくはREITをおすすめする7つのポイントを税理士が解説)。
REITであれば物件の選定も管理も、すべて勝手にやってくれますから楽ちんです。
もちろん、「いや、私は融資を受けて不動産投資をしたいんだ!」というのであれば、医師はステータスが高いため、融資を受けやすくて不動産投資の難易度が低いのも事実です。
ただし、リスクをとりたくなければ不動産投資はやめておきましょう。
関連記事:不動産投資はやめとけ!税理士がワンルーム投資のリスクを解説
資産運用相談
資産運用では「どういう目的で資産運用をするのか」が一番重要です。
人によって正解は違うため、背景や家族構成、財産状況などを伺いながらご相談にのっています。
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