仮想通貨で億レベルで稼いだ人を何人も見て来ました。ただし、仮想通貨は宝くじと考えた方が良く、資産運用方法としてはおすすめしません。
この記事では、仮想通貨による資産運用のメリットやデメリットを、投資家税理士 坂根が解説します。
ポイント
- 仮想通貨の市場はまだまだ未成熟
- ゼロ円になるリスクも大きいので全力投資は危険
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- 仮想通貨は元本割れリスクがあるので、原則元本割れしない年利1-3%の利息が手に入るFundsの選択肢もアリ
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仮想通貨による資産運用をおすすめしない理由
仮想通貨による資産運用はおすすめしません。
理由は単純で、価値が国や法律によって守られているわけではないからです。
日本円や米ドル、あるいは株や社債、不動産など、これらは国が法律で保証しているから価値が一定程度守られています。
しかし、仮想通貨はいま、皆が買いたいから価値がついているだけという状態です。
みんなが価値を認めれば確かに値は付きますが、もしその前提が崩れたときは無価値になります。
そのため、「宝くじ」としての購入であれば良いですが、もし、安定的に資産を増やしたいというのであればおすすめできない資産運用方法です。
仮想通貨で資産運用しようとして大損する人
仮想通貨で資産運用しようとして大損する人は、概ね、次の3パターンです。
- 株と同じようにチャートで判断する人
- 頻繁に取引する人
- いきなり資金を全部つぎ込む人
株と同じようにチャートで判断する人
株と同じようにチャート(日々の値動き)で判断する人は大損する可能性があります。
株は、会社が解散したときは残余財産の分配が行われますし、会社が稼いだ利益は配当金などで分配されます。そのため、株に価値があるのはわかります。
株価が下がれば配当利回り(投資額に対して配当金を受け取れる割合)は高くなりますし、会社が解散したときの残余財産分の価値はあると考えられるからです。
しかし、仮想通貨にそのような保証はありません。
株価の上下と同じように仮想通貨の価格の上下を見ても、意味合いが異なります。
仮想通貨は価値が下がるときは限りなくゼロに近い状態まで下がる可能性があり、大損するかもしれません。
頻繁に取引する人
仮想通貨を毎日頻繁に取引する人も大損する可能性があります。
取引をすればその都度手数料がかかります。そのため、1日に5回も10回も取引をしていると、いつの間にか手数料で大損するかもしれません。
いきなり資金を全部つぎ込む人
いきなり資金を全部つぎ込む人は大損する可能性があります。
仮想通貨は値動きが非常に激しく、いきなり価値が10分の1になったり、10倍になったりするケースもあります。
余裕資金があるからといって、いきなり全部つぎ込むと、大損したときに立ち直れなくなるかもしれません。
1か月に10万円までで、3か月かけて投資する、など決めておくのが良いでしょう。
仮想通貨での破産は無い
基本的に仮想通貨で破産することはありません。ただし、あまりにも無茶をすれば破産する可能性はあります。
仮想通貨で破産しない理由
仮想通貨で破産することは、普通はありません。
なぜなら、最大の損失は投資額までだからです。
1億円を投資すれば最大の損失は1億円ですが、100万円を投資すれば最大の損失は100万円、1万円を投資すれば最大の損失は1万円です。
これは一番損をした場合であってもゼロ円になって終わりで、マイナスになることはありません。
そのため、どんなに失敗した場合であっても借金を負うことはありませんし、破産することもありません。
仮想通貨で破産するケース
仮想通貨で破産する可能性があるのは、大きく次の二つのケースです。
- 借金をして仮想通貨投資をした場合
- レバレッジをかけた(信用取引を行った)場合
借金をして仮想通貨投資をした場合
借金をして仮想通貨投資を行い、大損をした場合には借金を返すことができなくなります。
借金をして当たれば勝ち、負ければ借金を返せず破産というギャンブラーの方ですね。
当たり前ですが、借金をして仮想通貨投資で大損すれば破産する可能性があります。
レバレッジをかけた(信用取引を行った)場合
レバレッジをかけて仮想通貨投資を行い大損した場合にはハイリスクハイリターンのため、一歩間違えば一文無しになる可能性があります。
レバレッジをかけるというのは、自分の持っているお金以上に高額な取引を行うことを言います。
レバレッジをかければ10万円しかなくても100万円や200万円といった高額な取引を行うことができ、大きな利益を上げられる可能性があります。
ただし、反面、 失敗すれば大きな損失を被る可能性があります。
追証制度がある場合には 、預けたお金がマイナス残高になる可能性があります。その場合には借金を背負い、破産する可能性があります(そんなにレバレッジをかけられるの?という話はあります)。
ただし、通常の仮想通貨取引(現物取引)では100万円あれば100万円分の仮想通貨を買うことしかできませんし、10万円あれば10万円分の仮想通貨を買うことしかできません。
あくまでも、信用取引という「特殊な取引」を行なった場合に限り、仮想通貨投資で破産する可能性があるということです。
仮想通貨で資産運用するメリット・デメリット
仮想通貨はここ数年で一気に身近になり、仮想通貨で「資産運用しよう」、「不労所得を得よう」という話をよく聞くようになりました。
わたしも多くの億り人(仮想通貨投資で1億円突破した人)を見て来ましたし、一方で、大損してきた人も見て来ました。
仮想通貨による資産運用のデメリット
仮想通貨による資産運用のデメリットは大きく次の2つです。
- 価格の保証が無い
- 価値が安定しない
価格の保証が無い
仮想通貨は国や法律で守られているものではありません。
また、不動産や純金などと異なり現物があるわけではありません。
デジタルデータに対して、みんなが欲しいから価格がついているという状態です。
ビットコインの価値がいつかゼロになっても何らおかしい話ではありません。
価値が安定しない
仮想通貨市場は、価値が安定しません。
ほとんどの人が、株と同様にチャートを見て、値動きだけで判断しているからだと思います。
みんながお金をつぎ込んでいるのでどんどん価値が上がっています。
ただし、50%あがる日もあれば50%下がる日もあります。
もし仮想通貨を買うとしても、いきなり何百万円もつぎ込むのではなく、月に10万円までなど決めておいた方が安全でしょう。
仮想通貨による資産運用のメリット
仮想通貨による資産運用のメリットは、一気に億万長者になれる可能性があることです。
ここ数年、仮想通貨界隈では多くの動きがありましたが、ここ最近でも、短期間で100倍以上になった銘柄は少なくありません。
そのため、「宝くじ」感覚で、運よく仮想通貨によってリタイアしたいというのであれば仮想通貨投資は悪くはないと思います。
1,000万円など全力で突っ込むのは流石にお勧めしませんが、遊びとして数万円程度であれば、最悪のケースでもゼロになるだけなのでご自身の判断でする分には問題ないかと思います。
仮想通貨取引所の口座開設をしたい場合、下記の記事をご覧ください。