手堅く債券投資、配当金収入で生活費を賄う方が多いですね。
この記事では、投資家税理士 坂根が解説します。
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10億円持っている人はどのぐらいいる?
ふだん相続税申告などで多くの資産家の方とお会いしていますが、10億円以上お持ちの方はそう多くありません。
100億円近くお持ちの方などお会いしたことはありますが、ボリュームゾーンとしては1億円~3億円ぐらいの方々です。
また、資産運用のみの相談にものっていますが、多くは資産額1億円~3億円ぐらいの方々です。
図:総務省統計局 平成26年全国消費実態調査 家計資産に関する結果「図Ⅰ-2 家計資産額階級別世帯分布(二人以上の世帯)」
URL:https://www.stat.go.jp/data/zensho/2014/pdf/gaiyo4.pdf
1億円以上の資産がある人は、世帯の割合で6.1%です。
世帯財産の中央値が2,238万円で1億円以上の資産がある世帯が6.1%しかないことを考えると、10億円以上持っている人は日本全体の1%もいないと考えられます。
10億円以上持っている人は3万人とも言われていますので、それに基づけば上位0.02%~0.03%ぐらいです。
10億円あれば資産運用方法の幅が大きく広がります。
10億円ある場合の資産運用方法
10億円あれば、たいていの資産運用方法にチャレンジすることができます。
- 海外不動産
- 株式
- 社債 など
海外不動産
富裕層の方は、ハワイなど海外不動産の購入をされる方も多くいます。
ただし、オープンハウスなど日本の東証一部上場企業も海外不動産を扱っていますが、利益爆乗せ状態です。日本の業者を中間に挟んでいるためその分人件費がかかっているのでしょう。そういったものは一切おすすめできません。
我々税理士のもとにも「紹介してくれたらキックバックを払うよ」という話が来ることもあります。ただ、わたしは信頼が一番大事だと考えていますので、ダメな投資商品は一切紹介していません。
株式
10億円あれば配当金だけでも数千万円の収入が見込めるため、豪華な生活が可能です。
配当金収入を手に入れたい方は下記の記事をご覧ください。高配当株の具体的な銘柄などご紹介しています。
社債
社債は比較的安全な資産運用方法です。
米国債は、一時金利がかなり低下しました。今は金利が上がってきていますが、それでも2%ぐらいです。
1億円の2%で税引後の利息が約160万円、月13万円の副収入と考えれば悪くないかもしれません。
もう少しリスクをとっていいのであれば、5%や10%などの社債も中にはあります。
株も社債もSBI証券など、ネット証券で簡単に買うことができます。これから口座開設を開始する方は下記の記事をご覧ください。画像付きで解説しています。
関連記事:【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れを解説
10億円の資産運用はどうしたらいい?
10億円ある場合の資産運用は、プライベートバンクと付き合っていくのが良いでしょう。
ネット証券は社債の取り扱いが非常に少ないです。そのため、社債メインで資産運用を考える場合は特に自力でやるのは危険です。
預入額2億円以上ないと口座開設できない証券会社の担当者をご紹介可能です。お気軽にご相談ください。
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