ソフトバンク(9434)は高配当銘柄です。ただし、利益が爆増するような会社ではないので今後の配当金の伸びは期待しにくいです。
この記事では、投資家税理士 坂根が解説します。
ポイント
- ソフトバンク株式会社の配当金は1株当たり86円(2021年3月期実績)
- 配当利回りは約6%、結構高い
- 配当性向は85%程度のため、配当金の伸びは期待しにくい
- 株式投資は元本割れリスクがあるので、原則元本割れしない年利1-3%の利息が手に入るFundsの選択肢もアリ
関連記事:【年利3%】安定利息収入Fundsの評判は?税理士が解説
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ソフトバンク(9434)の配当金
ソフトバンク株式会社の配当金は高配当で有名です。
1株当たりの配当金の推移は次の通りです。
中間配当 | 期末配当 | 合計 | |
2019年3月期 | ー | 37.5円 | 37.5円 |
2020年3月期 | 42.5円 | 42.5円 | 85円 |
2021年3月期 | 43円 | 43円 | 86円 |
2022年3月期(会社予測数値) | 43円 | 43円 | 86円 |
表:ソフトバンク株式会社のIR情報を基に作成
2021年、2022年は中間配当、期末配当あわせて86円です。
ソフトバンク株式会社の株価は2021年6月現在、およそ1,500円前後で推移していますので、配当金利回りでいうと6%程度です。
東証1部上場銘柄の配当金利回りの平均が1.7%ですから、約3.5倍の高配当銘柄です。
図:ソフトバンク株式会社のチャート
ソフトバンクの株価推移と、配当金利回りを見ていきましょう。
株価(終値) | 配当金利回り | |
2019年3月期 | 1,247円 | 3.0% |
2020年3月期 | 1,374.5円 | 6.1% |
2021年3月期 | 1,438.5円 | 5.97% |
ソフトバンクの配当金は2019年3月期まではいまの半分の水準でしたので、配当金利回りは3%とさほど高くはありません。
しかし、2020年3月期以降は増配しており、配当金利回りはおよそ6%に伸びています。
ソフトバンクグループ株式会社(9984)は配当金が少ない
ソフトバンク株式会社(9434)の親会社である、ソフトバンクグループ株式会社(9984)も上場しています。
ソフトバンク株式会社(9434) | ソフトバンクグループ株式会社(9984) | |
配当利回り | 約6% | 約0.5% |
事業内容 | 携帯などの通信サービス | 純粋持ち株会社 |
ソフトバンク株式会社はauやドコモなどと同じく、通信サービスを行う会社です。ソフトバンクグループ株式会社は、ソフトバンク株式会社をはじめとした、数十社以上の会社に投資を行う持ち株会社です。
ソフトバンクグループ株式会社(9984)は配当利回りが0.5%程度と、配当金がほとんど出ない銘柄であり、名前が似ていて間違える方もいますが事業内容は全く別物です。
ソフトバンクグループ株式会社(9984)については下記の記事で解説しています。
関連記事:ソフトバンクグループの配当金はわずか0.5%!いつ振り込まれる?
ソフトバンクの配当金は高すぎ?
ソフトバンク株式会社の配当金は高すぎです。
ソフトバンク株式会社の配当性向は80%程度であり、2021年3月期から2023年3月期の配当性向は85%を目指しているようです。
つまり、利益のほとんどを株主に還元してしまっていますので内部留保がほとんどありません。
今後、利益が爆増しない限りはこれ以上の配当金の伸びは期待できないでしょう。
しかしながら、年間6%の配当金を受け取れるのはやはり魅力的であり、配当金生活に一歩近づくことができます。
ソフトバンクの配当金の今後の推移はどうなる?
ソフトバンクの配当金は、今後同程度の水準を維持、もしくは減配していく可能性があります。
ソフトバンクの事業である「通信事業」は既に成熟、衰退産業です。
配当性向は85%であり、今後、利益が爆増しない限りは増配する余力がありません。
親会社であるソフトバンクグループ株式会社(9984)が投資事業を行う会社ですので、「ソフトバンク株式会社」で通信事業以外の事業に進出する可能性も低いでしょう。
そうなると、ソフトバンク株式会社の事業としては、稼げなくなるまで現在の事業を継続していくことになると考えられます。
とはいえ、通信事業は安定的に収益をあげられる事業モデルですので、5年以内にとつぜん無配になったりする可能性は低いでしょう。
関連記事:ソフトバンクグループの配当金はわずか0.5%!いつ振り込まれる?
ソフトバンク(9434)はどんな会社?
ソフトバンク株式会社(9434)は、東京都港区に本社を置く通信事業の会社です。
会社名 | ソフトバンク株式会社 |
コード | 9434 |
市場 | 東証プライム(旧:東証一部) |
設立年月日 | 1986年12月9日 |
従業員数(連結) | 約5万人(単体で約19,000人) |
主な事業内容 | 電気通信事業 |
資本金 | 約48億円 |
決算期 | 3月31日 |
直近配当利回り | 5.9% |
株価 | 1,454円 |
※執筆時点筆者調べ
ソフトバンク(9434)の株はいくらから買える?
ソフトバンクの株は1株あたり1,500円程度(2021年6月30日時点)ですので、15万円程度から購入することができます。
100株単位で購入することができますが、1株当たりの金額が高くないため、比較的少額からはじめることができます。
購入したい場合は、ネット証券の中でも手数料が最安水準のSBI証券で購入するのが良いでしょう。
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関連記事:【比較】証券会社のおすすめはどこ?口座開設の流れを解説
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