ポイント
<貯金額>
30歳代の貯金額 | 独身(単身世帯) | 2人以上世帯 |
平均貯金額 | 327万円 | 591万円 |
貯金額の中央値 | 70万円 | 400万円 |
貯金(金融資産)が100万円未満の割合 | 51% | 17.3% |
貯金(金融資産)が1000万円以上の割合 | 9.1% | 20.4% |
※男性、女性別のデータは無し
30歳代の平均貯金額
ポイント
- 30歳代独身の平均貯金額は327万円
- 30歳代の2人以上世帯の平均貯金額は591万円
1.30歳代独身の平均貯金額は327万円
30歳代の単身世帯の金融資産の保有額は、平均が327万円、中央値が70万円です。
厳密にすべてが貯金というわけではなく、株式や社債なども含めた金額ですが、ここではイコール貯金額として説明します。
金融資産の保有額 | 割合 |
0円 | 31.1% |
100万円未満 | 19.9% |
100~200万円未満 | 9.4% |
200~300万円未満 | 5.9% |
300~400万円未満 | 4.1% |
400~500万円未満 | 4.6% |
500~700万円未満 | 6.4% |
700~1000万円未満 | 5.7% |
1000~1500万円未満 | 4.3% |
1500~2000万円未満 | 1.6% |
2000~3000万円未満 | 2.1% |
3000万円以上 | 1.1% |
無回答 | 3.9% |
平均 | 327万円 |
中央値 | 70万円 |
総数 | 438人 |
表:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和2年調査結果を基に坂根作成
30歳代で貯金が100万円未満の方は、半数越えの51%です。1000万円以上の方は9.1%と、意外に少ないと感じる方も多いのではないでしょうか。
男性女性別のデータではありませんが、男性で後先考えずにすべて使ってしまう方もいますし、女性で全然お金を使わずに貯めるという人もいますので、平均をとればこのぐらいの数値に落ち着くのでしょう。
2.30歳代の2人以上世帯の平均貯金額は591万円
30歳代の単身世帯の金融資産の保有額は、平均が591万円、中央値が400万円です。
金融資産の保有額 | 割合 |
0円 | 8.2% |
100万円未満 | 9.1% |
100~200万円未満 | 10.0% |
200~300万円未満 | 11.7% |
300~400万円未満 | 10.8% |
400~500万円未満 | 10.0% |
500~700万円未満 | 11.3% |
700~1000万円未満 | 8.7% |
1000~1500万円未満 | 10.4% |
1500~2000万円未満 | 6.5% |
2000~3000万円未満 | 2.6% |
3000万円以上 | 0.9% |
平均 | 591万円 |
中央値 | 400万円 |
総数 | 231人 |
表:家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和2年調査結果を基に坂根作成
100万円未満の貯金額の家庭が17.3%と、2人以上世帯でカツカツの家庭は少ないようです。
もちろん、単身世帯と比べると、夫婦2人分の金融資産が合わさるため多くなる、という理由はあります。
特に金融資産保有額の中央値が単身世帯の70万円に比べ、2人以上世帯は400万円と、約6倍の数値を示しています。
貯金額1000万円以上の家庭も20.4%と、多くの方がきちんと資産形成できていることがわかります。
住宅ローンを組んで現金比率を減らさないようにしていたり、子供の進学費用などを意識してお金を貯めこんでいるのかもしれません。
30歳代からの資産運用
30歳代になれば、ある程度まとまった金融資産が手元にある方が増えてきます。
たとえば、次のような方法が挙げられます。
- Fundsで年利3%を得られれば、1000万円の手元資金で年間30万円の収入が得られます(詳しくは「元本割れしにくい高利息の資産運用Fundsの評判を税理士が解説」をご覧ください)
- 高配当株で年間5%の配当金を得られれば、年間50万円の収入が得られます。株価が値上がりすれば、さらに売却益まで得ることができます(詳しくは「株の配当金生活は可能?いくら必要?」をご覧ください)
1000万円を1億円にすることを目標にするのであれば、とるべき手法のリスクが高くなりますが、年間数十万円程度の不労所得を得るのは現実的です。
「【資産運用】1000万円なら何がおすすめ?9種類比較:税理士が解説」でいろんな方法を解説していますので、こちらの記事もあわせてご覧ください。