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太陽光発電の金利等の融資条件:アプラス、ジャックスなど税理士が解説

2021年4月10日

太陽光発電投資における融資(ソーラーローン)

太陽光発電設備は、発電所1基あたり1,500~3,000万円程度と高額なため、手元の資金に加え、融資を受けることが一般的です。

太陽光発電投資においてよく使われる融資には、以下の2つがあります。

  • 日本政策金融公庫
  • 信販会社

いまは信販会社からの融資が一般的です。

日本政策金融公庫からの融資

日本政策金融公庫とは、政府系の金融機関(銀行)です。

日本政策金融公庫は、昔は太陽光発電事業に対してもばんばん融資を行っていたようです。

しかし、日本政策金融公庫は建前として、投資に対してお金を貸さないスタンスをとっています。

よって、最近では太陽光発電が「事業」ではなく「投資」だよね?という理由からか、融資審査が厳しくなっています。

なので、自宅などを担保に入れることや勤務先の副業許可を求められることも少なくありません。

日本政策金融公庫は支店によって対応がまちまちですが、太陽光発電事業に対して全く融資を行わない方針の支店もあれば、融資の審査が甘い支店もあります。

しかし、かつては融資審査が甘かった支店であっても最近はあまり貸さなくなってきているのが現状です。

よって、次で説明する信販会社からの融資が一般的です。

信販会社からの融資

信販会社とは

信販会社とは、販売信用取引(クレジット取引)を主たる業務とする会社のことです。

アプラスやジャックス、セディナ等が代表的です。

クレジットカードを使った際、これらの名前を見かけたことがあるかもしれません。

太陽光発電事業を行う際は、特にこの中でもアプラスとジャックスからの融資を受ける(お金を借りる)ケースが多いです。

信販会社からの融資は比較的利率(金利)が高いものの、勤務先などの信用力が高ければ、2,000万円などの高額融資であっても簡単に受けられるという特徴があります。

信販会社の融資条件 - 金利、期間

信販会社の融資条件は太陽光発電設備の販売業者によって異なります。

ただし、利率2.2%,期間15年が一般的です。

高いと感じるかもしれませんが、カーローンでさえ、2%台後半~3%台ぐらいであり、また、事業用の借入で2%代であれば低い方です。

ちなみに、中には利率が2.15%等の業者もありますが、2.2%に上げるよう要求されているようです。

これらの条件から大きく外れた条件を提示してくる業者については、利率が高くないか、もしくは利率が低いのであれば、その分が物件価格に上乗せされていないか等の条件確認が必要です。

なお、融資を受ける際は、融資利率以上の運用ができるのであればできるだけ長期間お金を借りた方が良いでしょう。

期間20年で融資を受けられる物件も稀にあるため、見かけたら価格などの条件面をチェックし、検討することをお勧めします。

アプラスかジャックス、どちらかしか使えないことも

太陽光発電設備を購入する際に使える信販会社は、アプラスとジャックスの2社であることが一般的です。

しかし、中にはアプラスかジャックス、どちらかの信販会社しか使えないというケースもあります(メディオテックなど)。

以前、付き合いのある太陽光発電設備の販売業者にヒアリングしたところ、トラブルを起こした販売業者が取引を停止され、どちらか一方の信販会社しか使えないことになっているというのが原因だそうです。

信販会社への融資の申し込み方法

信販会社への融資の申し込み方法は簡単です。

太陽光発電設備を売っている業者が直接の窓口となっていることが多いからです。書類を2枚ほど書き、押印する程度で融資審査にかけることができます。

タイナビ発電所」や「太陽光投資のスマエネ」で紹介される業者であれば、基本的に信販会社の融資の窓口となっているでしょう。

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融資審査にかかる日数

信販会社の融資結果はだいたい1~3日程度で出るようです。

業者によっては2週間,3週間かかるケースもありますが、一般的には融資審査の申し込み後、すぐに融資結果が出るという非常にスピーディな対応が見込まれます。

融資額の目安はどのぐらいか

融資額は個人の属性によって大きく異なります。

人によっては1物件しか購入できない場合もあるようですが、一例として以下の金額でいけたケースもあるようです。

  • 年収600万円代の方で2物件4,400万円(アプラス1物件2,200万円、ジャックス1物件2,200万円)
  • 年収1,200万円の方で4物件8,000万円(アプラス2物件4,000万円、ジャックス2物件4,000万円)

融資額を確認するため、物件を購入するつもりがなくてもまず一度融資審査に出してみるという方法もあります。

10回20回と審査にかけていれば怪しまれるようですが、2、3回程度であれば以後の融資結果に特に影響は与えないそうです(業者談)。

住宅ローンは融資結果に影響するのか

住宅ローンを抱えていると、信販会社の融資が降りにくくなるのではないかと思われる方もいるかもしれません。

しかし実際はそんなことはなく、むしろプラスに働くケースが多いようです。

ただし、住宅ローンを組んでいる間は自宅を担保に出せなくなる(既に住宅ローンで自宅を担保に出している)ため、日本政策金融公庫や銀行からの追加融資は厳しいかもしれません。

なお、住宅ローンは一般的に金利がかなり低いため、住宅ローンの繰上返済を行ってまで、あえて条件の悪い融資を受ける必要はないでしょう。

信販会社を活用して物件を抑える

物件を購入する際は信販会社に融資申し込みを行い、融資結果が出てから太陽光発電設備の販売業者に物件を抑えてもらいます(他の方に物件を販売しないよう、確保してもらいます)。

なお、日本政策金融公庫からの融資を受ける場合は1か月2か月かかるため、一旦信販会社を活用して物件を抑え、その後日本政策金融公庫の融資審査に持ち込むという活用方法もあります。

太陽光発電投資

太陽光発電投資で実際にどのぐらいの収入があるかなどは「太陽光発電は儲かる? アプラス融資など資産運用に強い税理士が解説」でご紹介していますので、参考にご覧ください。

 

税理士 / 坂根 崇真

【肩書】 税理士、㈳全国第三者承継推進協会 理事、その他 ㈱ 代表取締役 【著書】 相続実務のツボとコツがゼッタイにわかる本 (出版社:秀和システム) 【メディア実績】 Yahoo!ニュース、livedoor ニュース、Smart News、幻冬舎GOLD ONLINE ほか 【プライベート】 株や社債をはじめ、太陽光発電設備を2基など保有する個人投資家

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